【第四章 一節】 大木
伐採 掃除だけが作務ではありません。時には力技を使う場面も。ある日、環境維持の為に僧堂の裏山の木を切るように指示がきました。私たち雲水は様々な道具を持って登っていきます。指定された場所に着くと唖然としました。目の前の光景...
雲水日誌伐採 掃除だけが作務ではありません。時には力技を使う場面も。ある日、環境維持の為に僧堂の裏山の木を切るように指示がきました。私たち雲水は様々な道具を持って登っていきます。指定された場所に着くと唖然としました。目の前の光景...
雲水日誌提唱 摂心という修行中、提唱という時間があります。老師(師匠)の講義で、坐禅を組みながら拝聴します。『無門関』や『臨済録』といった高僧の語録や逸話を読んだり聞いたりして、自分の仏道に取り入れていくのです。 しかし、昔の言...
雲水日誌摂心という修行 毎月1日から5日、自分の心と向き合う時間という意味で、摂心せっしんという修行があります。私たちは普段、作務中心の生活を送っています。しかしその期間中は座禅中心の生活に変わります。じっとすることが苦手な私に...
雲水日誌遠鉢、再び… 僧堂修行中に師匠を亡くした同夏がいます。修行期間も終えていないので、1週間程で戻ってきました。しかし、誰も管理する者が居ないお寺の劣化は早いもの。そこで私たちは同夏のお寺で作務をしたいからと禅堂知客に遠鉢を...
雲水日誌遠鉢 知客(禅堂の師匠)から「自敬寺へ遠鉢えんぱつする」という指示を受けました。自敬寺は大阪市にある大きな黄檗寺院で、遠鉢とは他のお寺へ行くことをいいます。私達は外へ出られる事にワクワクしながら準備を開始しました。 知客...
雲水日誌相幇しゃんぱん 日々生活していると、他の和尚さんからよく声をかけられます。「私の寺の掃除を手伝ってくれんかの?」など…。雲水は若手が多いので、他のお寺へ手伝いに行きました。これを相幇しゃんぱんと言います。 緑樹院さんから...
雲水日誌托鉢行 雲水修行中に唯一、外出できる「托鉢行たくはつぎょう」があります。月に3~4回ほど、粥座(朝ごはん)の後から正午まで街を歩き回ります。 出発! 編笠や脚絆など服装を整え、師客(師匠)を先頭に禅堂を出発!本堂前で無事...
雲水日誌食事 僧堂生活で一番楽しみな時間。それは食事です。美味しいものを食べると力が湧いてきますよね。粥座しゅくざ(朝食)には、お粥と梅干しのみが用意されます。先輩が早く食べ終わる中、私は猫舌で苦戦。10分で食べなさいと怒られな...
雲水日誌開枕(就寝) 開浴(入浴)後にも坐禅です。温まった身体がさらに眠気を誘います。ロウソクの灯りがぼやけて見える頃、終了の合図が聞こえ、太鼓の音が鳴りはじめます。この太鼓は「開枕太鼓かいちんだいこ」といい、この世全てを眠らせ...
雲水日誌開浴 作務で汗を流し、夕方の坐禅を乗り越えた後の楽しみが開浴(入浴)の時間です。しかし、お湯に浸りながら一息つく時間はありません。実はお風呂に入れる時間は線香一本分と決まっているからです。入浴前に禅堂に小さい線香を立て、...