2015年の寺報 頭陀袋です。
031号~042号まで掲載しています。
恩林寺の寺報『頭陀袋』は毎月1回発行しております。

頭陀袋042 平成27年12月号
無財の七施 「ありがとう。」「おかげさまで。」という気持ちを行動で表す身近な実践として雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)というお経の中に「無財の七施」 があります。 佛教には人々が人間形成に努めてしあわせや安らぎの境地に至る...
2015年の寺報 頭陀袋です。
031号~042号まで掲載しています。
恩林寺の寺報『頭陀袋』は毎月1回発行しております。
無財の七施 「ありがとう。」「おかげさまで。」という気持ちを行動で表す身近な実践として雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)というお経の中に「無財の七施」 があります。 佛教には人々が人間形成に努めてしあわせや安らぎの境地に至る...
ありがとうの由来 私たちは日常、有難うという言葉を使いますね。”有難う”は仏教に由来する言葉です。そのもととなった話を紹介しましょう。 盲亀浮木(もうき、ふぼく)のたとえ お釈迦様はあるとき弟子のアナンに問いました。 ア...
坐禅の入門 今月は坐禅についての解説をいたします。恩林寺の早朝坐禅会の資料よりご案内をいたします。 みなさんはようございます。今朝は早朝坐禅会ということで皆さんにお集まりいただきました。ご存知のようにこのお寺は禅宗の中の...
ああ、モンテンルパの夜は更けて 毎年、お盆の風物詩のように八月の十九日前後に「高山市内五十ヶ寺のうち約半分の浄土真宗以外のお寺で作る東山連合寺院による川施餓鬼が行われ、宮川べりに流れてゆく灯篭を送りながら、夏の終わりを感...
いい話を聞きました 先日、いつもお経にお邪魔するおばちゃんから、いい話を聞きました。このおばちゃんをかりにハナさんといたしましょう。 ハナさんは高山の生まれ、高山の育ち、旦那さんは石川県金沢のお生まれです。とても信心深く...
お母さんとの別れ お坊さんという立場から、私たちはいろいろなお別れの場面に立ち会わせていただいております。 実は最近、市内のお寺様の檀家さんのお葬式にお参りさせていただきました。 お通夜が終わって喪主の方のご挨拶がありま...
真ん中を歩け (住職の受け売り) 会社の図書室で、懐かしい方の伝記を見つけました。実は、この方は、昔、高山の税務署長さんをなさった方で私と同い年の方の御姑さんです。署長さんは弱冠二十七歳で署長に赴任され、たまたま、ご長男...
放生(ほうしょう)について 黄檗宗を伝えた隠元禅師は生き物を非常に大切にされる慈悲深い方であったと伝えられています。放生(生き物を放してやる。逃がしてやる)を薦め殺生を戒める詩偈をたくさん残しておられます。 その一つに「...
目がものをいう。 話をする、ということは難しいことです。 井戸端会議や雑談を得意とする人でも改まって人前での話となるとなかなか難しいようです。世の中、どちらかといえば能弁な人より、口下手なひとのほうがおおいのではないでし...
それぞれの人生 先日、スクラップブックを整理しておりましたら分子生物学者でノーベル賞を受賞された利根川進先生が、日本経済新聞の私の履歴書という欄に投稿されているのを見つけました。毎日いろいろな話題が出てきて、最後の二十九...