2016年の寺報 頭陀袋です。
043号~054号まで掲載しています。
恩林寺の寺報『頭陀袋』は毎月1回発行しております。
頭陀袋054 平成28年12月号
道を修める 人間の心はか弱いものです。自分が何かをやりとげようと決意し、目標を定め、予定までもたてていて、いざ、その仕事をやりだすとなかなか思うようには進みません。いつの間にか、怠け心が出て「もう、いいか。」と断念してし...
2016年の寺報 頭陀袋です。
043号~054号まで掲載しています。
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道を修める 人間の心はか弱いものです。自分が何かをやりとげようと決意し、目標を定め、予定までもたてていて、いざ、その仕事をやりだすとなかなか思うようには進みません。いつの間にか、怠け心が出て「もう、いいか。」と断念してし...
ご縁ということ 世間ではよく「縁起がいい」「縁起が悪い」と言いますがこの場合、モノの起こる(兆し)とか(前兆)途いうような意味に使われているようです。 たとえば、「今朝、ご飯の時に茶柱がたったよ。何かいいことがあるに違い...
すべては心によって作られる たいていの人は小学校、中学校と進む中で 一身上の事について相談する場合、いつも一緒という親友をもっていたと思います。 周りの人も認めるほどの仲良しの友人が一人ぐらいはいたでしょう。そして、お互...
日日是好日(にちにち、これ、こうにち) 禅を修行した人の理想の言葉として「日日是好日」という有名な言葉があります。 「来る日も、来る日も結構な良い日である」という言葉です。 よくお茶の席にかけてある掛け軸などで見かけます...
他人の過ち 人間は自分だけの力で大きくなることはできません。 多くの人達と付き合ってそのなかでいろいろ学び成長するものです。他人の良いところを身に着け、悪いところは真似しないようにしていけば、人との付き合いは楽しくなりま...
財宝を迎える人(外見、お金、人間関係) 昔、インドのある村に{ショウキャバッタ}という名の商人がいた。 富豪の家の子であったが、家は次第に衰退して、貧乏の極みまで落ちてしまい、親戚、知り合いも、誰も皆、彼を軽蔑して相手に...
般若心経の解説 般若心経はすごく長ーい大乗仏教の教えをわずか三百字足らずでまとめた日本人にはなじみの深いお経です。 耳なし芳一が亡霊に連れ去られようとしたのを守ってもらえたのは全身に書いたお経のおかげでした。結局、耳だけ...
一休さんの遺言 一休さんの逸話の中に遺言の話があります。 一休さんはなくなるときに弟子たちにが、あまりにも、一休さん亡き後を不安がり悲しむので、一通の封書を弟子たちに残しました。 「弟子たちよ、私が居なくなるからと言って...
縁起ということ 仏教がほかの宗教と異なるのは特に縁起ということを説いている点にあります。仏様の教えに照らし合わせてこの人生をどうとらえ、いかにきりひらいていくべきか、そのための道しるべというべきものが仏教です。もともと仏...
極楽はほんとうにあるの? あるご家庭に伺ったら、お経のあとにこんな話が出ました。 「おっ様。わしらもこの年になるとそろそろお迎えの準備もせんと、もう手遅れになると困るで、今日はひとつ、極楽の話をしてくれんかな。」とのこと...