2018年の寺報 頭陀袋です。
067号~078号まで掲載しています。
恩林寺の寺報『頭陀袋』は毎月1回発行しております。

頭陀袋078 平成30年12月号
沢庵禅師について 沢庵禅師は安土桃山時代から江戸時代初 めまで生きた名僧として知られています。 妙心寺、大徳寺の紫衣事件という法難に逢い流罪となりますがその後、長年の友、柳生但馬守らとともに三代将軍、家光公の側近となり、...
2018年の寺報 頭陀袋です。
067号~078号まで掲載しています。
恩林寺の寺報『頭陀袋』は毎月1回発行しております。
沢庵禅師について 沢庵禅師は安土桃山時代から江戸時代初 めまで生きた名僧として知られています。 妙心寺、大徳寺の紫衣事件という法難に逢い流罪となりますがその後、長年の友、柳生但馬守らとともに三代将軍、家光公の側近となり、...
お受戒について お受戒とは仏門に入るにあたり、仏弟子となるための誓いの儀式であり、戒律を受ける(つまり仏教徒として守るべき決まりを再認識し、戒名をいただくことであり、お坊さんだけでなく、一般信徒も生前に戒名をいただくこと...
数珠について 数珠についてパソコン(インターネット)を開いてみますと、玉・石・種子・香木などを使った小玉を連ね通して環としたもので、佛号を唱えたり、真言陀羅尼を唱念する回数を数えたり仏を礼拝するときに手にかける法具、と出...
袈裟の功徳 高山市の隣町、飛騨市古川町の郊外に袈裟丸(けさまる)という地名があります。 この部落のおてらの三代前の住職さんがこんな歌を残しておられます。み仏に、えにしある身を思うべしその名もうれし袈裟丸の里。袈裟とは梵語...
意(こころ)を注ぐ 「意を注ぐ」というと、何か難しい言葉のように聞こえます。 しかしよくその字を見ると私たちが普段よく使っている文字、すなわち「注意」を読み下したものということが解ります。注意とは、ほかのことに気を取られ...
別れは必ず来る シニアと呼ばれる年になると同年の知人から、親の訃報を聞く機会が増えます。 普段意識していなかった自分の親の死も次第にリアルに感じられます。突然の死にせよ、長い介護の期間を経た末の往生にせよ親の死ほどショッ...
法句経より 人に生まれるは難く 今、命在るは有難く 世に仏あるは難く 仏の教えを聞くは有難し 人生は、なかなか思い通りにはなりません。何かあるたびに私たちは憂い、悲しみ、悩みます。こうした心の傷が避けられないものだとした...
お金という厄介者 お金というのは何とも厄介なものです。 お金は幸せも与えてくれますが、大きな不幸も招くからです。親族間のもめごとが相続争いなどのお金に起因するケースは少なくありません。 親族同志で醜い骨肉の争いに発展する...
一分は生まれつき、九分は親の教え うちの子はハイハイをし出すのが遅いような気がする…?隣の子はひらがなが読めるのに、うちの子はどうしてまだ読めないのだろう…?なぜ、うちの子だけ逆上がりができないの…? 様々なことで親は、...
よわいものをいじめるな 人間関係とは難しいものです。おとなの教科書という本の一節にこんなことが書 いてありました。 よわいものをいじめるな 人として恥ずべき事やってはいけないことが数多くある中、卑怯な振る舞いを嫌ったのが...