頭陀袋043 平成28年1月号
目次1 遠回りでも自分らしく2 茶の湯の世界3 三猿 遠回りでも自分らしく 今の世の中、早いこと、上手なことがよいこととされています。学校の成績も出来高主義で、考える過程を大切にせず、つまずきながらゆっくり問題を解く余裕...
目次1 遠回りでも自分らしく2 茶の湯の世界3 三猿 遠回りでも自分らしく 今の世の中、早いこと、上手なことがよいこととされています。学校の成績も出来高主義で、考える過程を大切にせず、つまずきながらゆっくり問題を解く余裕...
目次1 無財の七施2 おしょうさんのひとりごと 無財の七施 「ありがとう。」「おかげさまで。」という気持ちを行動で表す身近な実践として雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)というお経の中に「無財の七施」 があります。 佛教には人...
目次1 ありがとうの由来1.1 盲亀浮木(もうき、ふぼく)のたとえ2 九月二十日、秋の彼岸会、永代祠堂の法要 を務めさせていただきました。 ありがとうの由来 私たちは日常、有難うという言葉を使いますね。”有難う”は仏教に...
坐禅の入門 今月は坐禅についての解説をいたします。恩林寺の早朝坐禅会の資料よりご案内をいたします。 みなさんはようございます。今朝は早朝坐禅会ということで皆さんにお集まりいただきました。ご存知のようにこのお寺は禅宗の中の...
ああ、モンテンルパの夜は更けて 毎年、お盆の風物詩のように八月の十九日前後に「高山市内五十ヶ寺のうち約半分の浄土真宗以外のお寺で作る東山連合寺院による川施餓鬼が行われ、宮川べりに流れてゆく灯篭を送りながら、夏の終わりを感...
目次1 いい話を聞きました2 恩林寺のお施餓鬼3 施す(ほどこす)ということについて いい話を聞きました 先日、いつもお経にお邪魔するおばちゃんから、いい話を聞きました。このおばちゃんをかりにハナさんといたしましょう。 ...
目次1 お母さんとの別れ1.1 「愛情に包まれた幸せな日々ありがとう」 お母さんとの別れ お坊さんという立場から、私たちはいろいろなお別れの場面に立ち会わせていただいております。 実は最近、市内のお寺様の檀家さんのお葬式...
真ん中を歩け (住職の受け売り) 会社の図書室で、懐かしい方の伝記を見つけました。実は、この方は、昔、高山の税務署長さんをなさった方で私と同い年の方の御姑さんです。署長さんは弱冠二十七歳で署長に赴任され、たまたま、ご長男...
目次1 放生(ほうしょう)について2 花祭りのご案内(お釈迦様の誕生をお祝いする法要) 放生(ほうしょう)について 黄檗宗を伝えた隠元禅師は生き物を非常に大切にされる慈悲深い方であったと伝えられています。放生(生き物を放...
目次1 目がものをいう。2 話をする、ということは難しいことです。3 彼岸会・涅槃会の御礼 目がものをいう。 話をする、ということは難しいことです。 井戸端会議や雑談を得意とする人でも改まって人前での話となるとなかなか難...