2023年の寺報 頭陀袋です。
127号~138号まで掲載しています。
恩林寺の寺報『頭陀袋』は毎月1回発行しております。
頭陀袋138 令和5年12月号
縁もゆかりも この九月十日、残暑厳しい日の午後、私はかねてからのご縁により飛騨国分寺において茶筅ちゃせん供養の法要に参列させていただき例年のように司会を務めさせて頂きました。今年は表千家同門会岐阜支部長様はじめ他二名の先...
2023年の寺報 頭陀袋です。
127号~138号まで掲載しています。
恩林寺の寺報『頭陀袋』は毎月1回発行しております。
縁もゆかりも この九月十日、残暑厳しい日の午後、私はかねてからのご縁により飛騨国分寺において茶筅ちゃせん供養の法要に参列させていただき例年のように司会を務めさせて頂きました。今年は表千家同門会岐阜支部長様はじめ他二名の先...
鉄眼禅師を救った 柳の一枝 これは鉄眼禅師が一切経(大蔵経)全巻木版印刷の発願されて全国を勧進行脚をし、江戸からの帰り道での話です。そんなことも知らない盗人は鉄眼禅師の後ろを追いかけていました。 この和尚は大金を持ってい...
黄檗僧 高泉性潡こうせんしょうとん禅師 について 高泉禅師が黄檗山萬福寺の住職に就いたのは隠元禅師が亡くなられてからすでに二十年も経っておりました。 高泉禅師 高泉禅師は書や詩文に長じ、世の中では黄檗文化が再び開いたとま...
黄檗僧 了翁道覚りょうおう どうかく禅師 について 黄檗禅を伝えた隠元禅師は、中国黄檗山におられたころから沢山のお弟子を育てられましたが、日本へ渡られた後も素晴らしいお弟子様を輩出されました。中でも鉄眼和尚の一切経開版は...
お盆のいわれ お釈迦様の十大弟子の一人、目連尊者は六神通を得て、神通第一と言われておりました。ある時、目連は亡くなった母親がどうしているかと、天眼通力を使って調べてみると、なんと餓鬼界に落ちて苦しんでいるのがわかりました...
お施餓鬼の由来について お釈迦様に、いつもお仕えしている阿難尊者(アーナンダ)は毎日の生活の中でお釈迦様の説法を一番聞くことができたので「多聞第一」といわれておりました。救抜焔口陀羅尼経というお経の中に阿難尊者が遭遇した...
かんのんさま(続) 高山は曹洞宗の古刹、雲龍寺の観音さまを訪ねてまいりました。このお寺は飛騨三十三観音第三番として親しまれています。 縁起によりますと、鎌倉時代曹洞宗を日本に伝えた道元禅師の教えを広く世に広め、曹洞宗の基...
仏師高田慈眼先生をたずねて 頭陀袋の観音様を訪ねて市内、郡部を訪れているうちに観音様を彫っている人とはどんな人なのだろう?という思いがずっと頭の隅にあり、今回、高山に在住の仏師、高田慈眼先生にお話を伺うことができました。...
かんのんさま(続) 頭陀袋も、知らんうちにもう、130号やな。と言われて、そういえば高山に近いお寺さんにこのところご迷惑な取材をお願いばかりしているな。と反省しています。しかし、これでおしまいというわけにはまいりません。...
かんのんさま(続) 飛騨三十三観音第二番にあたる相応院の観音様を訪ねてまいりました。 相応院 このお寺は、秋の高山祭、桜山八幡宮の別当、長久寺が明治の廃仏政策により廃寺になったのを、時の神職と長久寺住職を兼務していた桜山...