悩みに関して

煩悩(悩みに関して)
煩悩(悩みに関して)

最近よく頭を抱える恩林寺の小僧です。

先月、私はほぼ無休状態となりました。
有り難いことに、静岡の法要の荷担(お手伝い)にお声掛け頂き、伺う事ができました。
お盆の棚経、灯篭流しの準備片付け、寺院同士の会議、法事に、ブログ・頭陀袋などに追加して普段のお仕事です。

私は師走は12月ではなく、8月ではないのか?なんて思っています😆
あっ、師匠ぢゃなかった🤣

最近の悩み

皆さんにも悩みがあるように、私にも悩みがあります。
お寺のこと、仕事のこと、恋愛のこと、将来のこと。
不安になったり、気にしすぎたり、時にはやらなきゃいけないことが多すぎてパンクしたり。
皆さんと同じ、抱えているものは色々とあります。

愚痴

よく、口が濁れば愚痴となる。という言葉を耳にします。
悩みがあるのは当然ですが、それを話すと愚痴になってしまいますよね。
当然、愚痴を言うと気分がスッキリします。
しかし、聞かされた方はどうでしょうか?
嫌な思いになる人がいるかもしれません。
やはり、愚痴は良くないですよね。
愚痴が言いたくなったら、是非お寺さんに来てくださいね。

モノに当たる

悩みにムシャクシャして、モノに当たる人もいます。
解決されない現実に怒る気持ちは分かります。
しかし、モノの目線になってみてはいかがでしょうか?
悪いこともしていないのに投げ飛ばされ、叩かれ…。
当たる人はスッキリするかもしれないです。
しかしモノからしたら、きっと嫌な思いをしているでしょう。

悩みを解決できるのは、一体何なのでしょうか?

煩悩と自分

師走の末に、一年間の煩悩を無くすために、除夜の鐘という行事があります。
108個ある煩悩を一打ずつ無くしていこうという考えから始まった風習です。
人間の煩悩は、”大きく”分けて108個あるそうです。
細かく見てみると数え切れないほどあります。
一体、その煩悩とは何なのでしょうか?

煩悩

煩悩は、煩わしい悩みと書きます。
煩わしいというのは、付き纏われるという意味です。
自分を覆っている複雑な悩みを、煩悩というのです。
あの人いいなぁと羨ましがるのも煩悩、やること多くて嫌だなと思うのも煩悩。
気付くと、この世の中は煩悩だらけなのです。

煩悩を消す?

よく、煩悩を無くしなさい。というお話をするお坊さんがいます。
私は、煩悩がすぐに消せるのであれば、そもそも人は悩まないと思っています。
もちろん、解決策は必要です。
しかし、その方法は人それぞれでいいのではないでしょうか?

羨ましいという気持ちは放っておけば自然と消えているかもしれません。
また自分が足りていることに気付き、感謝を持てば、羨ましいという気持ちは無くなっていくと思います。

消そうと思っても消せないこと、次から次へと出てくることが、煩わしいですよね。
だからこそ、無理して消す必要はありません。
自分なりの方法を試してみてください。

小僧さん

ウソかホントか!豆知識を一つ。

四苦八苦と良く言いますが、4×9と8×9(四苦と八苦)を足すと108(煩悩の数)になるのです。
悩みがあるからこそ苦しみ、苦しいからこそ悩みが生まれる。
苦しみから逃れることは出来ないとお釈迦さまが話しておられます。
ということは、煩悩からも逃げられないのでは?
自分の心の中で悩みを受け止めて、良い方向へ解決していけたらいいなと思っています。

私で良ければ、お話してください。
少しでも皆さんの想いをお聞きしたいと思っています。

小僧合掌

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
アバター画像
恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。