元旦
元日未明、禅堂から報鐘が鳴り響きます。
それを合図に開静太鼓、雲版が鳴り…新年最初のお勤めが始まります。
年頭法要
それが終わると、年頭法要の準備に移ります。
萬福寺の正月三が日は、大般若転読会が行われます。
六百巻ある大般若経を、手分けして読んでいきます。
広げて持ち上げた経本はバラバラに落ちてしまったり、経本を入れる箱の蓋が閉まらなかったり…。
和尚さんに大きい声をとの指示がでて、喉が潰れてしまいました。
午前の法要が終わると、午後からは年頭廻りへ。
年頭廻り
12月の施粥を頂いた方々へ、年始の御挨拶に伺います。
しかし、衣3枚だけでは寒く、耐えきれません。
そこで足袋の許可が下り、心も足も暖かく感じました。
そして何より、迎え入れて下さる方々の心と笑顔が有難かったです。
達磨寺
年頭法要を終え、次の日には群馬県の達磨寺へお手伝いに…のはずが3人限定の招待。
同夏(どうげ)でじゃんけんになりました。
お手伝いだと分かっていても、外に出られる喜びがあるのです。
こんな時に限って普段の行いの差がでるもので、私はお留守番。
しかし、数日後に交代でお呼び頂き、群馬県へ旅2日間伺うことができました。
達磨さんの開眼供養を任され、片目を沢山描きました。
皆さんの家の中に、お茶目な目をした達磨さんがいたら、私が描いたものかもしれません。
コメントを残す