【第二章 一節】 初めての法要
開山祥忌 四月三日、萬福寺で開山祥忌という大きな法要があります。日本に黄檗宗を持ち込み、萬福寺を開いた隠元禅師の命日に供養するものです。まず前日より法要が営まれる開山堂の掃除や飾り付けなどの準備を行います。しかし雲水修行...
開山祥忌 四月三日、萬福寺で開山祥忌という大きな法要があります。日本に黄檗宗を持ち込み、萬福寺を開いた隠元禅師の命日に供養するものです。まず前日より法要が営まれる開山堂の掃除や飾り付けなどの準備を行います。しかし雲水修行...
僕がまだ僧堂にいた頃、僧堂の師が話していた言葉があります。それは「不立文字 教外別伝 直指人心 見性成仏」という言葉です。禅宗の僧侶は誰もが知っている4つの四字熟語で、今回は前半の「不立文字 教外別伝」について話そうと思...
規則 僧堂に入る際、多くの規則を覚えさせられます。例えば、スマホなどの電子機器を持ち込むことは禁じられます。外部の世界と遮断し、修行に専念するためです。携帯を連絡手段として、ゲーム機として使用している私たちには考えられな...
面目という言葉 皆さんは「面目」という言葉を耳にすることはありますか?人に顔を見せられないほど恥ずかしい時に「面目ない」などと使うと思います。目や顔が合わせられない、合わせる物が無いということから、面目無いという言葉が生...
持ち物 修行といえど、生活用品を準備しないといけません。頭陀袋123号で紹介した雲水が身に着ける黒の法衣や袈裟や草履の他にも様々ございます。ご飯を食べる際は「持鉢じはつ」という五つのお椀を重ねたようなものが必要になります...
大学生の小僧は、久しぶりに京都(大学)へ行ってきました。まだまだコロナ禍のはずですが、京都駅は大勢の人で溢れていました。中にはマスクを付けない人もいてビックリするほどでした。 後悔の無いよう 時代は変化していきます。常な...
今年も色々なことがありましたね。今回が年内最後の定期更新です。今年もご愛読ありがとうございます。ですので今回は大掃除ならぬ一年大総括をしたいと思います。(反省も込めて…😅) 高山帰省 一番大きいのは僧堂から高山へ帰ってき...
乗り越えると気持ちの良いものですね。やはり朝日が眩しく感じます。他に参加した雲水さん達も顔が晴れ晴れとしていて、とても良いものでした。 摂心では、提唱というものが行われます。簡単に言い換えると、授業のようなものです。こん...
最近、ふと気になっておみくじを引きました。するとなんと大吉が出たのです。その効果はあった模様です。それは自動販売機でジュースを買ったところ、当たりが出てもう一本貰うことが出来ました😁 嬉しい事があると、人は喜びます。それ...
入堂が許される日 いよいよ入堂が許される日がやってきました。庭詰二日間と旦過詰三日間を乗り越えると、ここでも修行が出来そうだと認めていただけるのです。早速、多くの和尚へ挨拶に伺います。その時に「儀袋」というものを渡します...