極端を避けるということ

大吉があたった恩林寺の小僧です。

最近、ふと気になっておみくじを引きました。
するとなんと大吉が出たのです。
その効果はあった模様です。
それは自動販売機でジュースを買ったところ、当たりが出てもう一本貰うことが出来ました😁

嬉しい事があると、人は喜びます。
それとは反対に悲しい事があると、人は辛くなります。
その時々の思いによって気分が変化し、『今日はツイテる日だ』なんて考えたりするのです。
大吉の効果が自販機のジュース一本で終わってしまった…なんて考えてみたり😅

感情は大忙し

人は怒ったり悲しんだり笑ったり…様々な感情があります。
思い通りになったり、ならなかったり…が原因ではないですか?🙄
全ての人が素直にそれを態度や言葉に出していたら、この世はきっと終わりを迎えます。
静かに座り全て落ち着かせることによって、きっと楽になるのでは?と思っています。

正定

お釈迦様が悟りにいたるための正しい実践行として説いた八正道。
その最後が正定です。
『正定』とは享楽的な生活をしたり苦行に専念したりといった『極端』を避け、不苦不楽の中道によって本当の認識を意味します。

八正道

正見・正思(正思惟)・正語・正業・正命・正精進・正念・正定

四禅

四禅しぜんとは、仏教で説かれる禅定の4段階のことで、『正定』はこの四禅の達成を意味します。
初禅(離生喜楽りしょうきらく)…諸欲・諸不善から離れた状態。しかし様々な思考からは離れていない。
第二禅(定生喜楽じょうしょうきらく)…尋(思考)伺(細かな思考)から離れ気づきと一体化した状態。
第三禅(離喜妙楽りきみょうらく)…苦や喜悦にて苦楽に傾かず、正念・正見を得ながら、楽と共にある状態。
第四禅(不苦不楽ふくふらく)…苦楽へ心が偏ることがなく中立な状態。
解説のために難しいことを記載しました。
五蓋ごがいなど煩悩から護り、佛心を深く統一することだと思います。

五蓋ごがい

仏教での五つの煩悩の総称で、蓋は認識を覆う障害のことの意味。
貪欲とんよく:欲望
瞋恚しんに:怒り・憎しみ・敵意
惛沈睡眠こんちんすいみん:倦怠・眠気
掉挙悪作じょうこおさ:心が落ち着かないこと・後悔
:疑い。信頼の欠如。
この五蓋を一つなくすと四禅の一つが成り立つということです。
ですが、この五蓋はなかなか離れられないような…気がします😱😭

小僧さん

ちょうど今、臘八大摂心の最中です。
大吉で喜んだ小僧も心を落ち着かせて、仏さまと対面したいと思っています。
ぜひ皆さんも、少しの時間でも座って心を整えてみてはいかがでしょうか?

小僧合掌

小僧さんは臘八大摂心の真っ只中です。
代理人が預かったデータをアップしております。

八正道

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恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。