いつかは仏陀となる(わけない)恩林寺の小僧です。
七仏通誡偈のお話は記述しました。
ここで疑問が出てきませんか?
そうです。
七仏って誰?と思いませんでしたか?
目次
七人の仏陀
七人の仏陀は、仏教において、釈迦牟尼仏よりも前に現れたとされる六人の仏。
それと、釈迦牟尼仏自身を合わせた七人の仏を指します。
毘婆尸仏
毘婆尸仏は、「過去七仏」の筆頭に挙げられる、最も古いとされる仏陀です。
釈迦牟尼仏が現在世(賢劫)に出現したのに対し、毘婆尸仏はそれよりも遥か昔。
「過去荘厳劫」という非常に長い劫の末期に出現したとされます。
具体的には、現在の劫から91劫前に現れたと言われています。
「天上天下唯我独尊」の言葉の由来
「天上天下唯我独尊」という言葉は、一般的に釈迦牟尼仏が誕生した際に発した言葉として知られています。
しかし、実はこの言葉はもともと毘婆尸仏が誕生した際に説いたものであるという説も。
これは、仏陀の誕生に共通する奇瑞として語り継がれていることを示唆しています。
尸棄仏
尸棄仏は、過去七仏の第二番目に挙げられる仏陀です。
毘婆尸仏と同じく「過去荘厳劫」に出現した仏陀。
現在の賢劫から31劫前に現れたとされています。
毘舎浮仏
毘舎浮仏は、「過去七仏」の第三番目に挙げられる仏陀です。
毘婆尸仏、尸棄仏と同様に「過去荘厳劫」に出現した仏陀とされています。
具体的には、現在の賢劫から31劫前に現れたと伝えられています。
それは、尸棄仏とほぼ同時期と見なされます。
拘留孫仏
拘留孫仏は、「過去七仏」の第四番目に挙げられる仏陀です。
これまでの毘婆尸仏、尸棄仏、毘舎浮仏の三仏が「過去荘厳劫」に出現したのに対し。
拘留孫仏は現在の「賢劫」において最初に出現した仏陀とされています。
このため、「賢劫第一仏」とも呼ばれます。
賢劫は、多くの仏陀が出現するとされる非常に幸運な劫とされています。
倶那含牟尼仏
倶那含牟尼仏は、「過去七仏」の第五番目に挙げられる仏陀です。
拘留孫仏に続き、現在の「賢劫」において第二番目に出現した仏陀とされています。
このため、「賢劫第二仏」とも呼ばれます。
迦葉仏
迦葉仏は、「過去七仏」の第六番目に挙げられる仏陀。
釈迦牟尼仏の直前に出現した仏陀です。
拘留孫仏、倶那含牟尼仏に続き、現在の「賢劫」において第三番目に出現した仏陀。
このため、「賢劫第三仏」とも呼ばれます。
釈迦牟尼仏
釈迦牟尼仏は、「過去七仏」の第七番目、すなわち最も新しい仏陀。
私たち現代人が信仰する仏教の開祖として知られています。
その名前は「釈迦族の聖者」を意味します。
日本では一般に「お釈迦様」や「釈尊」と呼ばれ親しまれています。
七人の仏陀の一覧
| 毘婆尸仏 | 最古の仏とされ、宇宙の成り立ちや滅亡などを説いたとされています。 |
| 尸棄仏 | 毘婆尸仏の後に現れ、衆生を苦しみから救う道を説いたとされています。 |
| 毘舎浮仏 | 尸棄仏の後に現れ、諸々の法を説いたとされています。 |
| 俱留孫仏 | 毘舎浮仏の後に現れ、戒律の重要性を説いたとされています。 |
| 俱那含仏 | 俱留孫仏の後に現れ、禅定の重要性を説いたとされています。 |
| 迦葉仏 | 釈迦牟尼仏の直前の仏で、釈迦牟尼仏の出現を予言したとされています。 |
| 釈迦牟尼仏 | 歴史上実在した仏で、現世に最も近い仏として広く信仰されています。 |
七人の仏陀の意義
「七人の仏陀」、すなわち過去七仏という概念は、仏教において非常に深い意義を持ちます。
これは単に7人の仏陀の名前を列挙するだけではありません。
仏教の教えの普遍性、連続性、そして釈迦牟尼仏の立場を理解する上で不可欠です。
仏教の教えの普遍性と永続性の強調
過去七仏の存在。
それは、仏陀の教えが特定の時代や特定の人物に限定されるものではないということ。
真理はいつの時代にも存在し、それを悟る者が現れて衆生を救済するという考え方。
まるで、真理という光が途切れることなく、異なる時代、異なる人々を通して輝き続けてきたかのようなものです。
釈迦牟尼仏の位置づけ
過去七仏のリストに釈迦牟尼仏が含まれています。
そのことで、彼が唯一無二の存在として突如現れたのではなく、遙かな過去から続く仏陀の系譜の最新の継承者であると位置づけられます。
これにより、釈迦牟尼仏の教えの権威と正統性が増します。
そして、その説いた法が普遍的な真理に基づいていることが示されます。
仏教的時間観念の表現
過去七仏の概念は、仏教における広大な時間観念である「劫」を理解する上でも役立ちます。
彼らの出現した時期(荘厳劫や賢劫など)が示される。
そのことで、仏教が扱う時間のスケールがいかに広大であるか。
そしてその広大な時間の中に多数の仏陀が現れ、衆生を救済し続けてきたかがわかります。
8人目の仏陀
8人目の仏陀は誰かというと、それは一般的に弥勒菩薩、あるいは弥勒仏であるとされています。
弥勒菩薩は、現在も兜率天という天上で修行を続けているそうです。
釈迦牟尼仏の入滅から56億7千万年後にこの世に下生し、龍華樹の下で成道。
そして仏陀になると伝えられています。
その時、彼が教えを説く三回の説法を「龍華三会」と呼び、多くの人々がその教えによって救われるとされています。
なぜ弥勒様が8人目?
過去七仏。
それは、釈迦牟尼仏が説いた教えの中に登場し、仏教の教えの普遍性と連続性を示すために重要な役割を果たしています。
彼らは過去の仏陀として、真理が絶えず現れ続けてきたことを象徴しています。
一方、弥勒は未来に現れる仏陀として位置づけられています。
これは、釈迦牟尼仏の教えが滅びた後も、仏法が途絶えることなく、新たな仏陀によって再び世界に説かれるという仏教の未来永劫性を示しています。
したがって、過去七仏は過去の系譜、弥勒は未来の系譜の仏陀として。
合わせて仏法の時間の連続性を表現していると言えます。
弥勒は、仏教徒にとって未来への希望と救済の象徴。
そして釈迦牟尼仏の教えが最終的に完成する時を待つ存在として大切にされています。














この様に多くの仏陀が私たち衆生を救わんとしてくださっています。
七仏通誡偈の様に、悪させず良いことをして心を磨く。
この様な生き方で、仏陀の思いに応えたいものです。
しかし、お釈迦様の次は私だと思ったら、弥勒様と決まっているようです。
弥勒様の次が、きっと私の番でしょう🙄
小僧合掌🙏