スポーツ観戦が好きな恩林寺の小僧です。
10月14日はスポーツの日!
最近は涼しくなり、外に出やすい気候になってきました。
まさに「運動の秋」ですね、今年はオリンピックもありました。
スポーツや運動というのは、実践しても観戦しても面白いものです!
御利益
色々なスポーツ選手は大事な試合がある前に、神社等へお参りに行きます。
私たちも試験前や大事なイベント前に行くこともあるでしょう。
そんな時、「御利益がありますように」と言いませんか?
御利益とは一体何なのでしょうか?
利益の読み方
この「利益」には2種類の読み方があります。
それは「りえき」と「りやく」です。
営業マンの方々などは「りえき」と読む方が多いでしょう。
実際、どちらも「ためになること」という意味です。
そのためになる対象が自分か相手かの違いなのです。
りえき
「りえき」と読んだ場合、自分のためになることを意味します。
商売をして儲けた分は利益です。
つまり、お金の入る場所は自分や会社であり、自分らのためになることをしているのです。
りやく
「りやく」と読んだ場合、誰かのためになることを意味しています。
自分が相手に何かをしてあげる…それだけで相手にとっては利益になるのではないでしょうか?
「御利益がありますように」と神社でお願いするのは、神様仏様から果報が欲しいと言っているようなものなのです。
忘己利他
自分を忘れて、誰かの為に行動を起こす。
この言葉にも利益の「利」が付いています。
私たちはつい、自分のことばかり考えがちです。
しかし、自分のことよりもまずは相手の事を考えてみましょう。
困っている人はいないか?頑張っている人を少しでも手伝う事はできないか?
そのような行動を続けていると、自分が困った時に、そっと手を差し伸べてくれる人が現れるでしょう。
おたがいさま、おかげさま。
私はその言葉で世界が動いていると思っております。
「もう懲りた」と言えるほど、利他行を実践するといいかもしれませんね。
無功徳
誰かの為に起こした行動も自慢してはいけません。
自負していると、それは無功徳になってしまいます。
以前、紹介した達磨さんの記事のエピソードを参照ください!
先ほどの話に戻りますが、自身を忘れて行なうからこそ「忘己利他」なのです。
見返りを求めてしまったら、忘己にはなっていないのです。
知人と話していた際、こんなお話を聞きました。
「普段はお寺へ行かないのに、困った時だけ10円ほどの小銭で解決してくれ!と言うんだろ?自分が仏さんやったら、その人の話なんか聞かないよ。」
普段からお寺へ行けないとしても、日頃から誰かの為に行動は出来ると思います。
仏さまは見ています。
一生懸命、精進する姿を常に見ていて、困った時にお願いされたとしたら…手を差し伸べたくなりますよね💦
しかし、仏さまも多忙の様子。
もし私で良ければ、ぜひご相談くださいませ😅
小僧合掌🙏