お盆休みなのに休みが無かった恩林寺の小僧です。
お盆休みが終わり、いつもの日常が戻ってきますね。
静かにご先祖様を偲んだり、家族とゆったり過ごしたりした方も多いのではないでしょうか。
しかし、休みが明けると同時に、私たちは再び仕事や家事といった「作業」に追われる日々に。
目次
お盆休み明け、「作業」を「修行」へ
お盆休み明け、「ああ、また忙しい毎日か…」そう感じているあなたに。
今回はお盆で得た心の平穏を保ちながら、日常の「作業」を「修行」へと変える。
そんな仏教的なヒントをご紹介します。
そう、私たちは日常のあらゆる行動を、心を込めて行う「行」に変えることができるのです。
なぜ「作業」が「行」になるのか?
お盆休み明け…だけ限った話ではありません。
そもそも、なぜ単なる「作業」が「行」になるのでしょうか。
仏教では、掃除や食事の準備といった日常的な行動も、心の持ち方次第で修行になると考えられています。
なぜなら、それらの行動一つひとつに心を込めることで、私たちの「心」が磨かれるからです。
たとえば、禅宗の修行に「作務」というものがあります。
これは、掃除や畑仕事などの労働を修行の一環と捉えるものです。
これはつまり、どんなに地味で単調に思える仕事や家事も「心を整えるための大切な時間」として捉えることができる、ということを意味します。
この考え方こそが、忙しい日々の中で心の平穏を保つ鍵となります。
「作業」を「行」に変えるための3つのステップ
では、具体的にどうすればいいのでしょうか?
ここでは、日常の「作業」を「行」に変えるための3つのステップを提案します。
ステップ1 目的を再認識する
まず、あなたが今から行う「作業」の目的を改めて考えてみましょう。
たとえば、毎日繰り返す皿洗い。
単なる汚れ落としの作業ではなく、「食器を清潔にして、次の食事を気持ちよく迎えるため」という目的を意識します。
また、仕事の資料作りであれば、「相手に分かりやすく情報を伝え、プロジェクトを円滑に進めるため」という目的を心に留めます。
このように、目の前の作業が「何のために行われるのか」を意識することで、単なるタスクではなく、誰かのため、あるいは未来の自分のための尊い行動へと変わっていきます。
この意識の変化が、作業に対するモチベーションを高めてくれるでしょう。
ステップ2 五感をフル活用する
次に、その作業に五感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる)を集中させます。
掃除機をかけるなら、ただ動かすだけでなく、その音に耳を澄ましてみて。
床の汚れが落ちていく様子を目で追います。
また、料理であれば、食材の香りや包丁が野菜を切る感触に意識を向けてみましょう。
そうすることで、私たちは「今、ここ」に集中することができます。
結果として、心は余計な雑念から解放された状態に近づいていくのです。
ステップ3 「無心」で取り組む
最後に、結果や評価を気にせず、「無心」で作業に取り組んでみましょう。
「この仕事は早く終わらせなければ」「完璧にやらなきゃ」といった思い。
それは、時に私たちを苦しめます。
しかし、結果は一旦置いておき、「ただ、目の前のことに集中する」という姿勢で取り組んでみてください。
なぜなら、この「無心」こそが、心の平穏につながるからです。
日常生活で実践できる「行」の具体例
ここでは、私たちの身近な「作業」を「行」に変えるための具体的な方法を紹介します。
朝の通勤電車
「毎日同じ景色でうんざり…」と感じる通勤電車。
それも、心を込めることで貴重な「行」の時間になります。
スマホを見る代わりに、車窓から見える風景を無心に観察したり。
自身の呼吸に意識を向けたりしてみましょう。
仕事中のメール返信
単なるタスクとして機械的に返信するのではNGです。
「相手に感謝の気持ちを伝える」「誤解のないよう丁寧な言葉を選ぶ」という意識を持ってメールを作成します。
これにより、コミュニケーションが円滑になり、人間関係を豊かにする「行」となります。
食後の食器洗い
面倒に感じがちな食器洗い。
これも、「使った食器をきれいにして、また気持ちよく食事ができる準備をする」という目的を意識し、お湯の温かさやスポンジの感触を丁寧に感じながら行ってみましょう。













お盆休み明け
お盆で得た静かな心持ちを、日々の「作業」の中にも見出すことは十分に可能。
したがって、朝の歯磨き、満員電車での通勤、仕事中のメール返信、夜の食事作り…これら全てを「心を込めて行う時間」に変えてみましょう。
そのうえで、ひとつひとつの行動に感謝と敬意を払い、丁寧にこなす。
そうすることで、あなたの日常は一変し、より豊かなものとなるでしょう。
それゆえに、休み明けの忙しい日々こそが、あなたの心を磨く絶好のチャンスなのです。
このブログ記事をきっかけに、ぜひ「作業」を「行」に変える第一歩を踏み出してみてくださいね。
小僧合掌🙏