頭陀袋124 令和4年10月号

かんのんさま(続)

地元高山を中心にここ数回、かんのんさまを訪ねてまいりました。
今回は高山市の東山寺院群の中でも中心的な存在、浄土宗大雄寺の観音堂を紹介いたしましょう。

東林山大雄寺

この寺は天正年間、金森公の城下町つくりにあたり国府町上広瀬より遷座されたといわれています。
山門左手の観音堂は文政三年、西国、秩父、坂東の各々三十三観音霊場より勘請された観音像九十九体とご本尊、如意輪観音像合わせて百体の観音様をお祀りされております。
毎年八月十日がご縁日となっており、この日お詣りすると九万九千日のご利益があるといわれています。

この観音堂は通称、大雄寺の六角堂と言われていますが京都の六角堂(紫雲山頂法寺)は奇しくもご本尊が大雄寺と同じ如意輪観音で、聖徳太子が建てられたお寺といわれています。
比叡山で二十年余り修業した親鸞聖人は道を求めてこの六角堂で百日の参籠に入り、九十五日目に聖徳太子の夢のお告げがあったとされる観音様の逸話が伝わっております。


さて、話は大雄寺に戻りますがお寺がまだ、上広瀬にあった時のご本尊、弥陀三尊が現在も大庫裏のお内仏としてお祀りされております。
弥陀三尊とは阿弥陀如来を中心に観世音菩薩、勢至菩薩の三尊がなき人のために極楽往生へのお迎えのお姿であります。

九月秋のお彼岸法要について

例年秋の彼岸法要を行っておりますが本年はコロナ禍蔓延のため各お寺様に倣い中止とさせていただきました。
少し状況を見ましてかわりに観音法要を企画したいと考えております。
改めてご案内致しますが何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。

今月の言葉

門外己無差別路(もんがいすでにさべつのみちなく)

雲辺又有一重関(うんぺんまたひとえのかんあり)

恩林寺山門聯(さんもんれん)より

(第十一代覚念和尚の書)

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古田住職
皆さん、こんにちは。住職の古田正彦といいます。 私は「お寺に行こう 和尚さんと友達になろう」をキャッチフレーズに進めています。 小さなきっかけでも仏様と結ばれることを喜びとしています。