怪談は苦手な恩林寺の小僧です。
最近、暑い日々が続いておりますので、涼しくなるように少し怖いお話をしましょう。
実話なんですけど
これは私が禅堂で過ごしている時です。
黄檗山の禅堂は、東単と西単と言って、観音さまを中心に両方に座禅する場所が設けられています。
私たちはその東単というところに布団をひいたり、着替えたりなど、生活のスペースとして使います。就寝場所も東単になります。
そのような生活をしていた、ある日の夜…
寝ようとしていたら、コツコツという音が聞こえてきたのです😨
同夏(一緒に修行している仲間)がトイレにでも行ったのかと目を開けましたが、周囲の三人は寝ています。
不思議に思いながら🙄もう一度眠りにつこうとしましたが、またコツコツという音が聞こえてきました。
なかなか怖くて眠りにつけないので、布団に潜り込んでいました。すると不快な音は消えました。
安心して、布団から顔を出し、寝ようとした時に、「バサッ!」
私の足に何かが落ちてきました!!
小僧はビックリして目が覚め、恐る恐る足元を覗いてみたら、竹竿(法衣などをかける棒のこと。)から、法衣などが落ちていました…
ということがありました。
座禅しにくる霊
まぁ最後は法衣だったので、ホッとして竹竿に法衣を掛け直して寝たのですが、あのコツコツって音は何だったのでしょうか?
あとで先輩たちとお話する機会に、体験したことを伝えたら、西単側(反対側)の方で、夜に座禅しにくる霊がいるという話を伺いました。
嘘か本当か分かりませんが、今でもあの音は覚えています。
怖い話で少しは涼しくなりましたでしょうか?笑
これからも暑さを乗り越えていきましょう!
小僧合掌
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