頭陀袋094 令和2年4月号

破顔、微笑、大笑

笑う門には福来る。」と申します。
不思議なことに幸福な人のところには幸福が集まり、不幸を嘆いている人のもとには不幸が集まります。
大いに笑って不幸を吹き飛ばし、幸福を招くことに致しましょう。
笑いの表現として「破顔」という言葉がありますね。
「破顔一笑」とか言います。「破顔」とは顔をほころばせることですから、思わずにっこりとして笑うさまがおもい浮かびます。
また「微笑」とは「ほのかに笑う」ことです。馬鹿笑いではなくてまるで春風のように、とでも申しましょうか。
この破顔と微笑を続けた、「破顔微笑」にまつわるこんな話があります。

昔、お釈迦様が霊鷲山で説法なされたときのことです。お話が大変難しくなってきたのでしょう…お釈迦様は一息入れ、傍に有った華を手に取ってひねってみせました。
しかし、皆は何の事だかわかりません。ただ、黙っているだけでした。
しかしその時、迦葉というお弟子はお釈迦様の意を理解でき微笑されたそうです。
そこでお釈迦様は彼に仏教の極意が伝わったと、喜ばれたそうです。
禅宗ではこの故事を拈華微笑とも言い、以心伝心の例としてこのことを重んじてきました。
笑いは悟りの象微でもあります。
煩い悩みながら笑う人など居りません。
にっこり笑う、そこに幸福が来ないでどういたしましょう。

また、禅宗では「可々大笑」というのがあります。
黄檗山萬福寺天王殿に座します布袋さんの笑い。
腹の底から大笑い。まさに七福神のお笑いさんトップですね。

飛驒三十三観音霊場会 発足三十周年記念法要について

飛驒三十三観音霊場会は今年で発足三十年を迎えます。この秋、
●古川・国府・丹生川地区。
●神岡・上宝地区。
●高山・宮地区。
の三グループに分け記念法要を行うことになりました。
会場には三十三ヶ寺のご本尊の写真、お砂ふみの砂を用意し、法要のあるお寺にお参りすればすべての霊場に参拝したと同じご利益を受けられるという企画です。
法要の予定寺院は、
九 月十三日 (古川、寿楽寺)
十 月 四 日 (上宝、本覚寺)
十一月 一 日 (高山、国分寺)
となっております。
詳細につきましては日を改めてポスター、新聞、ヒッツ等でお伝えすることになります。

高山市仏教会主催花祭りについて

毎年五月の降誕会 (お釈迦様の誕生をお祝いする仏事) を今年も企画中です。
仏教会活動費のご志納をお願いしたく思いますが、改めてご案内致します。
どうぞよろしくお願い致します。
※令和二年度高山市佛教会、会長に下岡本町、真光寺住職、森下秦昭師がご就任されました。
一年間お世話になります。

小僧さんの僧談事

布施の中に「和顔施」というものがあります。自ら笑うことにより相手に笑顔を施すことです。
皆さんは日々明るい顔で過ごせていますか?
僕はまだ修行の身で、辛くなり逃げ出したい時もありますが、ぐっと堪えて笑顔を見せるようにしています。すると皆さんに笑顔の輪が広がり、その場が大変でも優しい雰囲気となるのです。
みなさんも誰かと話す時、何かをしてあげる時に、笑顔をプラスしてみませんか。その優しさが相手に伝わるかもしれません。
小僧合掌

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古田住職
皆さん、こんにちは。住職の古田正彦といいます。 私は「お寺に行こう 和尚さんと友達になろう」をキャッチフレーズに進めています。 小さなきっかけでも仏様と結ばれることを喜びとしています。