花より団子が好きな恩林寺の小僧です。
恩林寺の前には、大きな大きな花が咲いております。
手のひらよりも大きいくらいの花です。
僕は詳しく知らないので和尚に聞いてみたところ、これは「葉牡丹」と言うそうです。
とても可愛らしいですね。
しかし、牡丹の花は、古くから忌み嫌われてきました。
それは、牡丹が実を熟す頃になると、花弁の重みと萼片がないせいで、花ごと地面に落ちるのです。江戸時代に見られた首切りなどと似てるため、死を意味する花とされてきたのです。
しかし、我が黄檗宗の元、中国では王の風格を表す花として讃えられてきました。
花言葉にも「富貴」「恥じらい」などといった美しさがある花です。
ある一つの部分だけを見て、それが絶対的だと判断する人はどれほど世の中にいるでしょうか。
悪いところばかり見ていると、良いところが見えなくなってしまいます。
僕は、牡丹の花が大好きです。
小僧合掌
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