煎茶(せんちゃ)が好きな恩林寺の小僧です。
この時期、萬福寺では煎茶道大会が開かれます。
この行事は全国から煎茶道の師範らが集まり、茶を披露するのです。
飛騨高山からも一人出ています。
この煎茶を日本全国に広めた「売茶翁(ばいさおう)」という方がいます。
元々は黄檗宗の僧侶でしたが、還俗(げんぞく:僧侶をやめること)して、茶を売りながら生活した人でした。
煎茶の世界では有名な方ですね。
その売茶翁は
「私の死後、世間の俗物の手に渡り辱められたら、お前たちは私を恨むだろう。だから火葬にしてやろう。」
と、逝去前に自分の茶道具を焼却しています。
物にも心がある。人の売買に使われたら、物に値段がつけられてしまう。
人には値段をつけないのに、なぜ物には価値をつけるのだろう。
これは仏教の考え方ですね。
還俗したといえども、仏や禅を心から信じた方だったのです。
僕はゲームを燃やそうかな…いや、それは勘弁してください…😭😱
小僧合掌
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