お布施の私的流用
最近、お布施を私的流用した宗教法人が話題になりました。
これは和歌山県の寺院を管理する二つの法人で、およそ1億5400万円を私的に使ったとの事でした。
布施
『布施』というのは布切れを施すというそのままの意味です。
多くの方から頂いた布を繋ぎあわせて、僧侶は袈裟を着ることが出来ます。
それが現代では布からお金に変わってしまったのです。
檀家さんや信徒さんからの大切な施しを、私的に使えることが私は腹立たしくて仕方ありません😠
小僧が頂いた教え
修行中(現在も継続してます😅)、僧堂ではこう教わりました。
皆さんの気持ちで頂く代わりに、私たちは法話や修行で仏道に皆さんの手を引いてあげなさいと教わりました。
施されて施して…お互い様おかげさまだということを言われたのです。
これでは…
これは近所の方に言われた話ですが…
最近の坊さんはあれやな。
同じ話を繰り返して偉そうに椅子にふんぞり返ってよ。
んでお寺の格付けしてなぁ~あ。
てめぇんトコより偉いお寺には下手に出てよ、そんで格下には威張って…。
ありゃ、一体何なんや??
仏道を目指すより、気持ちが無い人が多いと感じておられた様子でした。
小僧も何も言えず…そうやなぁ~とだけ返しました😥
宗教法人の問題
今の時代、宗教法人の問題は可視化されつつあります。
仏に仕える者であるが故に、このような話はもっと大きく伝わって欲しいと願っています。
- 気持ちを頂き気持ちで返せない人
- 人の心はあっても仏や神の心が無い人
このような人は僧侶ならず宗教職を今すぐやめた方が良いと思ってしまいます😠
私も他人事には出来ません。
同じ僧侶ではありますが、恩林寺のことを思って下さる皆さんのために
精一杯精進していきたいと思っています。
小僧合掌
私たちはお布施を頂く 私たちは法施で施す