不殺生という戒め

手作り料理にハマり、
卵焼きを作っていたら焦がしてしまった恩林寺の小僧です。

僧侶には不殺生という戒めがあり、魚や肉などを食べていけないのですが、実は卵も本来なら食べてはいけません。
次に産まれてくる命の源なので、なるべく控えるようになっています。

しかし、なぜかマヨネーズはよく使うんです。
普茶料理にもインゲンマメのゴマとマヨネーズ和えなどが出されます。
一体、戒めというのは何なのでしょうか。

仏教には戒と律があります。
律というのはみんなで守るルールのことです。
そして戒というのは自分が守るべきもののことです。
不殺生戒も、各々が気をつけて誰かの犠牲の上で今生きていることに感謝する姿が、僧侶らしさ、人間らしさというものだと思います。

…あ!人のこと言えない!卵焼きを作ってる時点で僕も戒めを守っていない僧侶でした。
なので今夜は炒り卵に挑戦してみたいと思います。いただきます。

小僧合掌

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恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。