毎年、九月盆と八月盆を間違える恩林寺の小僧です。
高山市岡本町周辺の九月盆が無事に過ぎました。
7月や8月が一般的なのですが、なぜか9月の地域があるのです。
初めてお邪魔した時は驚きがいっぱいでした。
お盆の始まりは、お釈迦さんの弟子である目連(正しくは目犍連)さんがきっかけです。
目連さんは、亡き母が餓鬼界に落ち、逆さ吊りにされている姿を神通力によって見てしまいました。
そこでお釈迦さんに相談すると、
「夏の修行が終わった7月15日に僧侶を招き多くの供物を捧げよ」
と言われます。
そこで行った法要に「ウラバンナ」と名付けられました。
「ウラバンナ」とは日本語で「逆さ吊り」と訳されます。
転じて「逆さ吊りの方を救う法要」という意味であり、音写(音を漢字などに直すこと)すると「盂蘭盆会」となるのです。
目犍連(モッガラーナ)
小僧合掌
優れた神通力の使い手として神通第一と称され、目連と呼ばれることが多い。
十釈迦の大弟子の中でも舎利弗と並ぶ釈迦の二大弟子として活躍。