日本三大民踊のーつに数えられる郡上おどりの実演が見られることで有名な郡上八幡博覧館。
その西側に職人町の古い町並があります。
さらにその西側に小駄良川の清流があり、そこから鐘楼門が見えます。
幼い頃のお散歩コースで見かけたそのお寺へ行ってみました。
清水山大乗寺
本尊を十界曼荼羅とする日蓮宗寺院。
天正年間に岐阜県郡上市八幡町初音に法華堂を創建したのが縁起とされます。
しかしその後、大火により諸堂が焼失したそうです。
1803年(享和4年)に諸堂を再建し、その当時の鬼子母神堂(祈祷堂)、鐘楼門が現存しています。
鬼子母神堂
ひときわ目を引く鐘楼門の先に小さなお堂があります。
扁額には祈祷堂とあり、鬼子母神様をお祀りされています。
鬼子母神様は仏教を守護する善女神で、安産・子育のご利益があるとして広く信仰されています。
もしかしたら、両親も私の為にここへ参拝しに来ていたのかもしれません。
というのも、毎年正月にここへ立ち寄り鬼子母神様のお守りを買って頂いてました。
鐘楼門
鐘楼を兼ねた山門は幾多の大火をくぐりぬけた鐘楼門は郡上市指定の文化財となっています。
お寺の境内側からこの鐘楼門を眺めますと、鐘楼の先に郡上八幡城が見えます。
なかなか珍しい写真が撮影できました。
思い出も…
正月に鬼子母神堂へ参詣した際、ちょうど運良く和尚さんが読経中でした。
日蓮宗のお経を聞く機会は、なかなかないことでしたので、そっと後ろに座り手を合わせました。
後ろ姿だけなので、その表情などは見ることができません。
しかし、その声に一生懸命さが伝わってきたのを覚えています。
やがて読経も終わり、和尚さんが退座されようとした時に私達に気付き驚きました。
和尚さんと私達家族で笑い合い、その年の初笑いとなりました。
なぜ毎年、このお寺へ行っていたのかを親父に聞いてみました。
しかし「なんでやったろなぁ~」との事で母に聞くことに。
「お父さんが鬼子母神様は子供の守り神やって言ってたよ」との証言が😀
生意気な事ばかり言い続けてて
(現在進行中)申し訳ない気持ちになりました。さっ、頑張って親孝行でも考えよう!(考えるだけですけど😅)