読書の秋

秋といえば読書
秋といえば読書

本を読んでいると眠くなる恩林寺の小僧です。

朝晩肌寒く、秋らしい気候になってきました。
秋といえば、やはり読書ですね。
昔から漫画や小説は大好きなのですが、専門書や難しい言葉を使用している本は苦手です。
お経などは、全て漢字で書かれてて…ここで「苦手」なんて言ったら怒られますね(笑)

小僧流、イライラしなくなる方法

最近、読んでいる本で「もうイライラしたくない!と思ったら読む本」というのがあります。
心理カウンセラーの心屋仁之助さんの本です。
怒りを抑える方法は多種ありますが、「小僧流、イライラしなくなる方法」を伝授いたします。

あきらめる

「時には諦めも大切」という言葉を耳にします。
欲しいと思っても手に入らない時、自分の思い通りにならないことにイライラしていませんか?
好きな子が他の人とラブラブしていると、愛しみが憎みに変わってしまうことがあると思います。
諦めるというのも大切なのです。
自分にはまだ足りないところがあったんだ、これも何かの縁なのだ、そう思えると自然と諦めがつくのではないでしょうか?

まだマシ

周囲を見渡すと、ブランドの服を着ていたり、人生が上手くいっているように見えたり…。
羨ましい反面、自分には無いことにイライラしていませんか?
車の運転をしていると、ワガママな人にイライラすることもあります。
ついつい車内で「おい!」と言っちゃいます。
しかし、まだマシなのです。
明日食べる物がない人よりは食べられる幸せです。
迷惑な車と事故をする前に防げたことは有難いことです。
ついつい、主観的に他人を見てしまいがちです。
しかし客観的に見てみたら、自分は恵まれているのです。
「私は充分足りている」知足を思えば、イライラは落ち着くのではないでしょうか?

待ってみる

どこかで見た脳科学者の本に「怒りは6秒待つと抑えられる」と書いてあったのを覚えています。
頭に来てすぐ、行動に移す人がいます。
最近よく見る煽り運転もそのひとつでしょう。
イライラが頂点に達した時、人は冷静で居られなくなります。
思考力が鈍ってしまいます。
しかし6秒あれば、一旦落ち着くことが出来るのです。
この「落ち着く」という動作がイライラを抑える1つの方法なのではないでしょうか?
冷静になって考え、自分に悪いところはないのか、本当にそのイライラが正しいのか。
時には待ってみることも大切です。

三毒の一つ

以前、瞋恚しんにについてお話したことがあります。

仏教には、三毒というものがあります。
三毒は、一番大まかな煩悩の分け方で、貪欲どんよく・瞋恚・愚痴の三つを指します。
怒る気持ちも煩悩の一つなのです。
人は感情を持っている以上、怒ることも泣くことも、そして笑うこともきっとあるでしょう。
しかし、怒りすぎてはいけません。
自分を見失うくらい怒ってはいけません。
不動明王さまは怒っているように見えますが、この怒りは悪人を正すための形相なのです。
誰かのために…この気持ちを忘れずに生きたいですね。

小僧さん

私も昔はよく喧嘩をしました。
友達とぶつかったり、弟を泣かせたこともありました。
私はそういう時だからこそ、学ぶことが沢山あると思っています。
相手を傷つけることに自身の心が痛くなったり、小さなことにイライラした自分が情けなくなったり。
だから学生の喧嘩には反対したいと思いません。
しかし、大人になってまで、手を出す人がいます。
幼少期、何を学んできたのでしょう。
大人になってからは、寛大な心で相手の意見を聞いてあげたいですね。
そういう私も、イライラしないように気をつけていきます。

小僧合掌

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恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。