よく誤って(謝って😥)ばかりの恩林寺の小僧です。
面目という言葉
皆さんは「面目」という言葉を耳にすることはありますか?
人に顔を見せられないほど恥ずかしい時に「面目ない」などと使うと思います。
目や顔が合わせられない、合わせる物が無いということから、面目無いという言葉が生まれました。
本来面目
禅問答にて…
ということを聞かれます。
現代語訳すると「本来の自分の姿とは何か?」と言われているのです。
今まで考えたことがなかったものですから、困ってしまいました。
皆さんならどう答えますか?
人それぞれだと思います。
赤ちゃんを想像する人もいれば、前世の自分を想像する人もいます。
本来、自分は仏だと考える人もいるでしょう。
修行仲間の中では、お酒飲んでいる時こそ人の本性が分かると言い、お酒を飲むことだと答えた者もいました。
他にもたくさんあると思いますが、この中に共通していることが一つあると思います。
それは「その時の素直な姿」ということです。
赤ちゃんの時はハイハイしか出来ません。
想像した前世の自分はきっと前世の姿にしかなれません。
信心ある人はきっと仏さまの一体なのでしょう。
お酒を飲んでいる時は心から素直になれる時なのかもしれません。
つまり、本来の自分はすぐそこにあるのです。
これは禅問答のため、答えは門外不出のものとなります😅
また、不立文字というぐらい、文字では表しきれないものが多くあります。
ですので、ハッキリしたことは言えません。(申し訳ございません🙏)
本来の自分はきっと近くにある。
素直な自分の姿だと考えて下さったら良いと思います。
素直になる
素直とは何でしょうか?
辞書を引くと思考や態度がひねくれていないことと書かれています。
自分の感情を偽ったり隠したりせず、そのまま行動や言動に移すことを指すそうです。
最近、話題になっている迷惑行為も素直というのでしょうか?
自身の一時の欲に振り回されている、これは素直とは呼べないと思います。
自分の本当の気持ちを見失わない様な素直さを身につけたいと思います。
真面目
他にも同じ「面目」を使った言葉で「真面目」があります。
字の通り、真の自分の姿という意味です。
きっと人は、どこかしら真面目なところがあるのではないでしょうか?
例えば悪人でも犯行計画をたてるなども真面目さがあります。
よく小僧は学校でも勉強に関しては不真面目でした😅
しかし、遊びに関しては真面目で、休み時間になると外に出ていく児童でした😅

本来面目、きっと人間はみな素直なところがあると思います。
その「素直な心」が人を支えているのではないでしょうか?
僕は面目無くならないように、真面目に精進していきたいと思っています!
小僧合掌
本来の面目とは何か?