尾形あかね先生の仏画展続報

ご許可を頂いて撮影させて頂きました。

舎利礼文

葬儀や枕経、回向に用いられ読誦されている『舎利礼文』、わずか72字の大乗経典の一つです。
釈迦の遺骨に対して、一心に礼拝する…と始まります。
曹洞宗では、開祖道元の火葬の際に読誦されたことから特に大切にされているようです。
ですが宗派を超えて読まれております。

舎利礼文

一心頂礼いっしんちょうらい  万徳円満まんとくえんまん  釈迦如来しゃかにょらい  真身舎利しんじんしゃり  本地法身ほんぢほっしん
法界塔婆ほうかいとうば  我等礼敬がとうらいきょう  為我現身いがげんしん  入我我入にゅうががにゅう  仏加持故ぶつかじこ
我証菩提がしょうぼだい  以仏神力いぶつじんりき  利益衆生りやくしゅじょう  発菩提心ほっぼだいしん  修菩薩行しゅうぼさつぎょう 
同入円寂どうにゅうえんじゃく  平等大智びょうどうだいち  今将頂礼こんじょうちょうらい

入我我入観

舎利礼文の中に『入我我入』という一文があります。
簡単にいえば『仏が我に入り、我が仏に入る。』つまり仏と我が同化するという意味になります。
真言密教では如来の三密が我に入り、我の三業が如来に入るという境地を指すそうです。
我即仏・仏即我の境地を入我我入観というそうです。

小僧の想い

小僧が尾形あかね先生の仏画とのご縁を頂戴した時、心もですが体も少々震えました。
それほどの仏画だったのです。
壁画などの模写は傷の部分に至るまで、まるでコピー機でと言われても疑わない作品です。
様々な機材を用いた復元模写は、見えていない部分まで忠実に再現される方法に大変驚きました。
1mmにも満たない繊細な一本一本の線が、とても美しいものばかりでした。
それらを眺めて感じたもの、それこそが入我我入観でした。
尾形あかね先生が描かれた作品の中に先生自身が見えたような気が致しました。
まさに『没我』の世界が見える、とても有り難い貴重な時間になりました。
尾形あかね先生、心より感謝申し上げます。

Gallery

小僧さん

不思議なご縁で拝見できた作品展でした😀
多くを語らずとも、その作品が勝手に語ってくれているような錯覚に陥りました。『我即仏・仏即我』知ってはいたものの、ものの見事に忘れておりました😱
思いださせてくれた、尾形先生及びのそ作品をありがたく思っております。
次はいつお目にかかれるか分かりませんが、その時に『お陰様で』と言えるような
僧侶になっていたいと強く思いました。
このご縁に感謝🙏

小僧合掌

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恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。