はにわを眺めるのが好きな恩林寺の小僧です。
先日、とある家族の面白い話を聞きました。
はにわ男子って人じゃない?
なにわ男子(男性アイドル)だよ!
はにわ男子…😲なかなかの良いセンスですね。
想像しただけでも笑ってしまいます🤣
今回は、そんな「埴輪」についてお話していきます。
埴輪とは?
皆さんが小学生の頃から習った「埴輪」は、沢山種類があります。
馬の形や人間の形はもちろん、家の形、船など道具の形、筒状になっているものなどがあります。
全国多数の古墳で見つかっているそうです。
なぜ、埴輪が作られたのでしょうか?
実は、死者の魂を弔う為に作られたそうです。
それぞれの形には意味があります。
人間や馬は、死者を外敵から守るため、家は死者の拠り所にするため、船は死者の国へ出発するために作られたと考えられているそうです。
古墳の中には…
現代でもお墓があるように、昔も古墳というものがありました。
かなり広大な土地を使っています。
お金持ちの人が豪邸で過ごしているように、昔の権力者も大きな墓で死後の生活を豊かにしたかったのではないでしょうか?
しかし、『日本書紀』にはこのような事が書いてあります。
11代 垂仁天皇の時代までは、高貴な人が亡くなると、選ばれた人々が生き埋めにされていた。
生贄にされた人々の泣き声、喚き声が地中から聞こえていたそうです。
しかし、お墓は家のようなものなので、付き人が必要だったのでしょう。
しかし、『日本書紀』には続きが書かれています。
そんな様子を見てきた、野見宿禰という人は、「生きている人間の代わりに人間と同じ形をした土人形を置いたらどうか?」と、垂仁天皇に進言した。
そして、その進言が受け入れられ、埴輪が埋められるようになったようです。
現代のお墓
現代は、舎利塔や五輪塔を簡略化した形のお墓が一般的です。
これは仏教が日本にやってきて、古墳からお墓に変わっていったとされています。
舎利塔というのは、お釈迦様の骨を各地に配布し、埋葬した時に建てたお墓のことです。
インド発祥で、仏舎利塔は日本でも見るようになりました。
五輪塔というのは、地水火風空の、五大を示したものです。
この五大のおかげで、今私たちは生活できているのです。
(詳しいお話は今後していきたいと思っています。)
生贄も無くなり、広大な土地もいらなくなり…しかし、その分お参りする人も年々少なくなっている気がしますね。
お盆の間、どれだけの人がお墓参りをしたのでしょうか?
棚経で回っていても家族全員が集まっている家は年々少なくなっているように感じます。
お盆休みという長期休暇があるのであれば、自宅の仏壇もしくはお墓に行って、ご先祖さまに今の自分があることを感謝して欲しいと思っています。
お盆は終わりましたが、涼しい時間に、お墓参りに行ってみてはいかがでしょうか?
小僧合掌
今回、一番伝えたかったことを忘れていました!
そう!今日は「はにわ(828)の日」です!!
24時間TVの今年のメインは誰だっけ?