頭陀袋045 平成28年3月号
極楽はほんとうにあるの? あるご家庭に伺ったら、お経のあとにこんな話が出ました。 「おっ様。わしらもこの年になるとそろそろお迎えの準備もせんと、もう手遅れになると困るで、今日はひとつ、極楽の話をしてくれんかな。」とのこと...
極楽はほんとうにあるの? あるご家庭に伺ったら、お経のあとにこんな話が出ました。 「おっ様。わしらもこの年になるとそろそろお迎えの準備もせんと、もう手遅れになると困るで、今日はひとつ、極楽の話をしてくれんかな。」とのこと...
断腸の猿 (動物・愛別離苦) 東晋の武将、垣温(かんおん)が長江の三峡を下る途中、その侍者が岸の岩場で遊ぶ一匹の猿を捕まえて船に乗せた。子猿は暴れてなき叫び助けを求めてその悲鳴は谷にこだました。このとき、山中にあって木の...
浄土に行ってきた僧の話 昔、中国に恵鏡法師という立派なお坊様が居られた。ある晩、夢の中でお体が金色に輝き、お顔はとても端麗なる一人の沙門(出家した坊さん)が現れた。その神々しさに思わず合掌し礼拝すると、沙門は「あなたは浄...
七光・十二光 阿弥陀佛の光明は尽きることなく私 たちを照らして居てくださることから、後光を無数の光の筋として表すことが多いですね。その光には十二種あるそうで、無量寿経には次のように述べられております。 の十二光です。 阿...