現在 恩林寺では、紅葉が見ごろを迎えています。
この時期の思い出
小僧の幼少期に、よく連れて行ってもらっていた寺院の一つが、倶利迦羅不動寺です。
石川県にある高野山真言宗の寺院です。
不動明王が大好きだったことが、理由だったと思います。
戒壇めぐりもドキドキして好きでした。
倶利迦羅不動寺にて
紅葉も美しくお守りなどの授与品も多い寺院です。
頂いたお小遣いの範囲で、お守りを購入するのですが、あれもこれも…と大変です。
迷いに迷って、自身のお守りは購入できませんでした。
連れてきてくれた両親のお守りを買うと、小僧の分の小遣いが足りなかったから。
でも両親が元気でいてくれたら…そう思うと、我慢するのも苦には感じなかった記憶があります。
その後、母親から『これ、欲しかったんやろ?』って手渡されるんですけど、嬉しかったなぁ。
そんな母親の姿から『お陰様・お互い様』を教えてもらっていた小僧です。
授与品の中に…

そんな小僧が大切にしている授与品の中に絵葉書があります。
この画像は、その中の一枚で、画 五十嵐 淳敬さん。
紅葉の時期になると、ふと思い出します。
父親の携帯(当時はガラケー)の待ち受けだったからかもしれません。
当時の小僧は言葉の意味が分かっていたわけではなかったと思います。
しかし、この姿を忘れることができませんでした。
少し大きくなって、『心のごみ』を執着や我と当てはめてみた時、少しわかったような気がしました。
Gallery@恩林寺の紅葉









小僧合掌
『この世に常なるものはなし』まさに今、無情の世界が描かれている恩林寺です。
この美しい景色も、数日経てば落葉し、降雪に備えるようになります。
『掃いても掃いても掃ききれぬ 恩林寺の落ち葉…』になりそうです😅
色鮮やかな姿を見せてくれた御礼に、掃除という作務は小僧にお任せを😱
皆様、この瞬間にしかない景色を見にお出でください。