黄檗宗
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恩林寺開山木庵性瑫禅師は明代未の中国福建省晋江の人で、中国黄檗山主隠元禅師に師事し法を継ぎました。師僧が来日されるとともに同行して宇冶前、黄檗宗大本山萬福寺ニ世となり、多くの寺院の建立と宗門の発展に尽力されました。又、隠元、即非とともに黄檗三筆とも云われ、江戸時代店唐様書道の端緒となる。
寺号額は木庵褝師の直筆であり、本尊聖観世音菩薩は、大本山萬福寺聯灯堂に安置されていた佛像であります。
又、昭和四十年代中国では毛沢東主席による文化大革命か行われ、多くの佛像や文化遺産か失われてしまいました。その時の法難をのがれ渡来された観音像が奇しくも明代の中国仏教の流れを汲むこの寺に安置されております。