縁起といえば、日常会話の中で「おっ、こりゃ縁起が良い」なんて使われています。
吉兆や凶兆を表す言葉として用いられています。
しかし、本来は仏教の基本的な教えなんです。
他の多くのお陰様で私達が生かされているというものです。
阿含経にも『これある故にかれあり、これ起こる故にかれ起こる、これ無き故にかれ無く、これ滅する故にかれ滅す』と書かれています。
頭陀袋046 平成28年4月号
縁起ということ 仏教がほかの宗教と異なるのは特に縁起ということを説いている点にあります。仏様の教えに照らし合わせてこの人生をどうとらえ、いかにきりひらいていくべきか、そのための道しるべというべきものが仏教です。もともと仏...