美濃地方参詣記の第2弾は、日龍峯寺さんです。
小僧さんも幼い頃から伺っていたお寺です。
日龍峯寺さん
駐車場から各お堂へ向かう途中、最初に出会うのがワンちゃん🐕。
「おはよ~」と言いながら手を振ると嬉しそうに吠えてきます。
そこを通り過ぎると、次に目に入るのが木で出来た遊具。
思わず駆け出して、早速遊び始めます。
御覧頂いてる写真のとおりです😆
一通りキャッキャし終える頃に両親から「行くぞ~」と声をかけられ、やっと参拝に向かいます。こんな状態では、『参拝に来ていた!』とは言えないかもしれません😱

実は…『みたらしの霊水』というお水が欲しかったのがお寺に行きたい一番の理由でした。
当時は病を患っている祖父母が少しでも良くなれば…という思いで、両親に頼んで車で2時間以上かかるこのお寺に伺っていました。
大学の夏休みなどの長期の休みのとき、小僧は高山へ帰省しています。両親の『萬福寺参詣』ついでに小僧のお迎えも頼んだこともしばしば…。
その帰路の途中で立ち寄って、みたらしの霊水を頂いて帰っていました。

祖父母の「あれ~、堪忍な~。ありがとう。」
飛騨弁丸出しの笑顔は、残念ですがもう見れなくなりました。でも今回も頂いて帰りました。
「爺ちゃん、婆ちゃん、ただいま~。また頂いてきたよ。」そう言いながら仏壇にお供えしました。遺影の二人が笑いながら「おかえり~、いつもすまんな~」って…そんな気がしました。
爺ちゃん、婆ちゃん、今までありがとう。そして、いつもありがとう。
日龍峯寺(高澤観音)
岐阜県下最古の寺。大日山日龍峯寺(別名、高澤観音)は美濃西国三十三ヶ所一番札所の観音霊場です。本尊の千手観音菩薩は商売繁盛家内安全、安産子授けなどのご利益があるそうです。
飛騨でも有名な両面宿儺様をお祀りしています。

前方が舞台づくりの本堂は京都の『清水寺』に似ていることから、美濃清水の異名を持っています。
現在、流行しています『鎌倉殿の13人』でも登場する鎌倉尼将軍北条政子寄進の本堂。戦火で焼失し、現在の本堂は江戸時代に再建されています。
『みたらしの霊水』は本堂裏の洞窟より湧き出ています。
不動堂、薬師堂、金毘羅堂、籠堂、多宝塔など紹介したいところだらけ。
今回の記事だけでは紹介しきれないので、また別の機会に。
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小僧合掌
子供の頃に伺っていた寺院へ、和尚さんと一緒に伺えると思っていなかったので、共に参詣できて嬉しく思いました。
当日出会った、参拝に訪れていた日龍峯寺の檀家さん。『高山市』から参拝に伺ったとのこと。同じ時、同じ場所で、同じ出身地。どれか一つでも違えたら出会えなかった偶然という名の仏縁。この有り難い仏縁を大切にしたいと思いました。