隠元禅師350年大遠諱
2022年10月3日、黄檗宗の開祖にして黄檗山萬福寺を開山された「隠元禅師」の350年忌が催されました。本来でしたら隠元禅師が亡くなられたのは4月3日に執り行う予定でした。
しかし新型コロナウィルスが蔓延しており開催できるような状況ではございませんでした。
そういった理由から半年間延期され、この10月に行われる事になったのです。
隠元禅師は、50年ごとに一つ諡号(大師号と国師号)を頂いております。
これまでの隠元禅師の諡号は、大光普照国師、仏慈広鑑国師、径山首出国師、覚性円明国師、真空大師、華光大師と、6つあります。
今回350年目にあたって2月25日に「厳統大師」を頂き、7つになりました。
法要
暑い日差しの中、執り行われた法要は盛大で、約400名の方々が参加されました。
恩林寺からは小僧以外に、住職と奥様が参加させて頂きました。
小僧さんは開催者の加担(手伝い)をしていたので忙しくしておりました。
法要が終了して帰られていく方々より
凄い大きくてビックリした。
(萬福寺に)来た甲斐がありました。ありがとうございました。
等々声をかけて下さる方が非常に多くて嬉しい気持ちになりました。
最後に
今回の隠元禅師350年大遠諱につきまして、授戒会も行われました。
小僧は「戒頭」(授戒される方々の見本)を努めさせて頂きました。
そして皆さまの代戒として、猊下より戒を授かってきました。
また皆さまに記念品などをお配りしたいと考えております。
参拝に来られた方、ライブ配信などで参拝された方、忙しくて心の中で祈られていた方、世界中の皆さまの気持ちが隠元禅師に届きますように。
またその心が仏に伝わり、一人一人のご利益になりますよう、私たちは祈っております。
追記…
「戒頭」という役は、お拝を何回もしたり、立ったり座ったりと体力をかなり使います。そのせいか、次の日の作務(片付けや飾り付けなど)では足がプルプル震えておりました😭
体力面で衰えておりますが、「翌日に痛みがすぐ出る」ということは若い証拠なので頑張ってチカラをつけていきたいと思っています!😅
小僧合掌
偉人や貴人、僧侶などが亡くなった際に、生前の行いや業績にちなんで贈られる名前のことです。
諡号例:恩林寺でも祀っております空海さま、諡号は弘法大師。