頭陀袋112 令和3年10月号
お母さん話を聞いてね 先般、中日新聞に掲載された「お母さん話を聞いてね」という見出しで岐阜県の主婦の方が投稿されているのを目にしました。新聞の切り抜き帳に保存していましたが、身近にある話としてここに紹介させていただきます...
お母さん話を聞いてね 先般、中日新聞に掲載された「お母さん話を聞いてね」という見出しで岐阜県の主婦の方が投稿されているのを目にしました。新聞の切り抜き帳に保存していましたが、身近にある話としてここに紹介させていただきます...
現実は…お金には足や羽が生えているそうでお財布から消えていきます。そもそも、僧侶というのは乞食なのでお金持ちになるはずがありません。 ある檀信徒さんから「本来、お布施はいくらがいいんですか?」と聞かれたことがあります。 ...
僕は幼いころから両親のおかげで寺院をたくさん参拝させていただきました。黄檗宗だけでなく、色々な寺院を見てきました。今のうちに僕の思いを残したいと思います。 説法だけして話を聞かない僧侶やとにかくお金やお布施のことしか話さ...
坊主丸儲け およそ半世紀余り、私は飛騨古川の製薬会社にお世話になりました。その会社の創業社長は裸一貫から身を立て、確たる地位まで上り詰めました。私は社長に清掃の徹底と挨拶を厳しくしつけられました。 彼は大正三年の生まれで...
放生のこころ ~隠元禅師の人柄~ 放生とは功徳を積むために捕らえられた生き物を山や池に放つ慈悲業を言います。『金光明経』というお経の中に流水長者という人が瀕死の魚を放って水を与えまた、お経を聞かせたので、後に魚は天に生ま...
破顔、微笑、大笑 「笑う門には福来る。」と申します。不思議なことに幸福な人のところには幸福が集まり、不幸を嘆いている人のもとには不幸が集まります。大いに笑って不幸を吹き飛ばし、幸福を招くことに致しましょう。笑いの表現とし...
よく駅などで見かける募金活動。コンビニやショッピングモールで見る募金箱。あのようなお金は、世界の貧しい人や、医療などに使われます。しかし、募金をすると「えらい」とか「心が大きい」とか言われます。なぜ募金をすると褒められる...
貧者の一灯 釈尊が舎衛国にいらっしゃった時、その国に大変貧しくて身寄りのない一人の女性がいました。彼女は、深く釈尊に帰依しておりましたので、国中の人たちがそれぞれの立場において釈尊とその弟子たちに供養をしているのを見て自...
石の上にも三年 この言葉は日常生活の中でよく用いられる言葉です。冷たい石の上でも三年も座れば温まるということから、たとえつらい事でも我慢強く頑張ればやがては報われる。という意味に使われます。(最近の子どもは我慢が足りない...
無財の七施 「ありがとう。」「おかげさまで。」という気持ちを行動で表す身近な実践として雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)というお経の中に「無財の七施」 があります。 佛教には人々が人間形成に努めてしあわせや安らぎの境地に至る...