施食とは、文字通り食を施すという意味です。
餓鬼に施す、お施餓鬼法要の意味で使われることも。
施食には生飯(さば)も含まれます。
これは仏教や修験道の食事で見られる作法の一つです。
食事前にご飯を茶わんから一箸取り分け生飯台に供え、鳥獣などへ施します。
生飯台は正しくは出生台(しゅっせいだい)と言います。
頭陀袋021 平成26年3月号
施食のはじめ (施食、慈悲) ある僧が閑静な樹の下で一心に座禅して修行をしていた。すると樹のうえに猿が棲んでいて、僧が食事をしていたとき、食べ物がほしくなって樹から下りてきて僧のそばにやっきた。 僧が猿に残飯を与えると、...