寺院参詣記🙏善光寺さま

ある日、テレビにて紹介されており、久しぶりに気になり長野県へ参詣してきました。
信州にあるこのお寺は一光三尊阿弥陀如来さまを御本尊としており、約1400年もの歴史があるそうです。

善光寺

善光寺は長野市にある無宗派の単立仏教寺院。

本尊の日本最古と伝わる一光三尊阿弥陀如来は絶対秘仏で閻浮檀金えんぶだごんという素材で作られているそうです。
そしてその素材は竜宮城から持ってきたんだとか…😲

大本願と大勧進

善光寺自体、どの宗派にも属さない無宗派寺院なのです。
ですが住職は「大勧進貫主(天台)」と「大本願上人(浄土)」の両名が務めています。
全国にある「善光寺」は浄土真宗と天台宗の2つに分かれます。
前回ご紹介した関善光寺さまは天台宗ですね。
天台宗系の「大勧進」浄土真宗系の「大本願」が護持し現在の善光寺が成り立っているのです。

戒壇巡り

本堂の中に入ると、横にタッチパネル式の券売機がありました。
何か気になって見てみると、まさかの参拝券!
現代っぽくてビックリしましたが、購入して実際に戒壇巡りをさせて頂きました。
善光寺さまは長野県でも人気の観光寺院スポットです。
地下に入ったは良いものの、暗闇の中で前の人にぶつかり、後ろの人にぶつかり…。
「止まってんの~?」「前進んで~!」などという声が後ろから聞こえてくる始末。
ゆっくり進み、錠前を触り、ゆっくり出てきました。
人が多い戒壇巡りは初めてだったので、衝撃を受けました。
私は一番混む昼頃に参詣いたしました。
もし空いている状態が良い方は朝方に参拝すると良いかもしれません。

Gallery

北向観音

北向観音

北向観音は長野市善光寺と向かい合うように本堂が北を向いている事に由来しています。
『北斗七星が世界の依怙よりどころとなるように、我も又一切衆生のために常に依怙となって済度をなさん。』
この様な観音様の誓願によるものといわれていて、厄除観音として昔から信仰を集めたそうです。

ここに掲載した写真は以前、訪問したときのものです。

また、善光寺が来世の利益、北向観音が現世の利益をもたらすということで善光寺のみの参拝では「片詣り」になってしまうと言われます。
北向観音は現世、善光寺は来世へのご利益があるとされています。
ですので、あわせてお参りして両詣りにしましょう。

北向観音案内板

MAP & LINK

牛に引かれて善光寺参り

皆さんは誰かの誘いに乗ってみると案外上手くいった経験はありませんか?
慣用句で「牛に引かれて善光寺参り」という言葉があります。
これは、仏様を信じていなかったお婆さんのお話が元になっています。

牛に引かれて善光寺参り

意地悪なお婆さんは、洗濯物を干していました。
すると牛が突進してきて、洗濯物を持って逃げてしまいました。
お婆さんは必死に追いかけます。
追いかけ追いかけ、やっと夜にたどり着いたのは善光寺というお寺でした。
お婆さんは夜遅かったため、朝までそのお寺に泊まることにしました。
すると夢の中で善光寺如来さまが現れたのです。
お婆さんは仏さまとお話をし、今までの行いを反省しました。
その後は誰にでも優しくなり、極楽往生したそうです。

このお話は、布引山 釈尊寺(通称 布引観音)に残っています。
近くには善光寺穴という、善光寺へ繋がっている穴があります。
ぜひこちらも合わせて参詣してみると良いかもしれません。

小僧さん

今回は時間の都合上、善光寺さまのみの訪問でした。
長野県にはご紹介したい寺院が色々とあります。
信州七福神巡りなども今後お伺いしたいなぁと考えています。
早朝、善光寺住職さまからお数珠を頭に頂ける儀式もあります。
ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

小僧合掌🙏

今までご案内した善光寺

先ほどの関善光寺だけでなく、他にも過去に善光寺に関する記事がございます。
高山市内にも善光寺がございますので、今後も善光寺の記事を書いていきたいと思っております。

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恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。