色々な禅の世界

動禅
動禅

禅禅OK~なんてダジャレを言ってみた恩林寺の小僧です。

坐禅と聞くと、頭に浮かぶのが臘八大摂心!
12月の1日から8日夜明けまで坐禅三昧というとても過酷な修行です。
これまでも記事にしてきましたので、よければ併せてお読みください。

座禅とは?

禅の世界と聞くと思い浮かべられるのが座禅ではないかと思います。
座禅とは姿勢を正して座り、精神を統一させること。
そして自分と向き合うという仏教の修行方法のことをいいます。
自分自身のこころを静かに見つめ直すことが大切ですね。
その歴史は非常に古く、お釈迦さまの修行に始まったとされています。

座禅と坐禅

ざぜんと入力して変換すると座禅と坐禅が出てきますが、どちらが正しいの?と聞かれます。
一般的に認知度が高いのは座禅という表記ですが意味がぜんぜん違っています。
座とは座る場所という意味で、坐とは座る動作を意味します。
ですので私が坐禅と表現することが多いのは、そのためなんです。
これで少しは私がお坊さんっぽく見えてきたでしょうか😅

初心者に伝えたい魅力

1つ目の魅力は、不安や悩みがクリアになることに期待できること。
学校や会社などの社会に出れば人間関係や仕事などの悩みを抱えてしまいがちです。
落ち着いた心で自身を見つめ直す禅の世界は、最適だと思います。

2つ目の魅力は、心の落ち着きにつながること。
現代社会はスピードが求められ、ゆったりと呼吸を調える時間も得難くなっています。
普段なかなかリラックスした時間を取れない人こそ、心に良い変化が訪れる様に感じます。

3つ目の魅力は、姿勢を整えられること。
最近の生活スタイルでは良くない姿勢で日常生活を送りがちですよね。
例えばスマホ首なんかがそれに該当すると思います。
なので一度坐禅して調えるということは大切ではないかと思います。

動禅について

動禅とは、文字通り「動きながら行う禅」のことです。
静かに座って行う通常の坐禅に対して、日常生活のあらゆる動作を禅の修行と捉え、その中に心を集中させる修行法をいいます。
禅=坐禅と思われがちですから、少し驚かれるかもしれません。

動禅の例

歩く、食べる、働くなど、日常生活のあらゆる動作が動禅の対象となります。
形式にとらわれず自由に実践できますが、怪我をしないように注意しましょう。
動禅はあくまで坐禅の応用であり、基本は坐禅にあることを忘れないようにしましょう。

掃除

掃除をする動作一つ一つに意識を集中させましょう。
掃き掃除も拭き掃除も動禅の対象なんです。

歩く

足の裏の感覚、呼吸、周囲の音などに意識を集中しながら歩いてみましょう。

食べる

食事に集中し、頂いた命や作ってくれた人の時間などを大切にしましょう。

働く

仕事一つ一つに心を込めて行いましょう。
誰かの当たり前にある日常を支えていて、そして支えられていることを知ってください。

オンライン座禅

現代は、場所や時間に縛られずに、様々なことを行える時代となりました。
座禅もその一つで、オンラインで気軽に体験できるようになっています。

オンライン座禅の魅力

自宅で手軽に始められるという事が注目されています。
自宅にいながら、時間に縛られず自分のペースで本格的な座禅を体験できると言われています。
初心者向けの座禅から、特定の宗派の座禅まで、様々なスタイルを選ぶことができる様です。
様々なスタイルの座禅会があるので、自分に合ったものを探して、ぜひ体験してみてください。

小僧さん

現代のストレス社会を生きる私たちにとって、坐禅は心身を安定させ自分自身と向き合うための貴重な時間です。
体調に合わせ無理のない範囲で、短時間でも毎日続けることが大切です。
手軽に実践できる方法もありますから、一度体験してみては?
坐禅でわからないことがありましたら恩林寺までお越しくださいね。

小僧合掌🙏

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恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。