「音を観る」と書いて観音さま。
音とは世の中のすべてをあらわし、観音さまとは見えるもの、聞こえないものも自在に見聞きして救いの手を差し伸べてくださるという意味です。 また、観音さまの「観」は主観、つまり自分自身の心をあらわします。 「音」は客観、これは周囲や他人のことですね。
頭陀袋126 令和4年12月号
かんのんさま(続) 今回は恩林寺、中山かんのん様についてお話いたしましょう。 華岳山 恩林寺 明治政府の発した廃仏毀釈は我が国の仏教界には大変な痛手でありました。神社の別当寺院や中小の寺院は、この時たくさん姿を消すことに...