2025年も見事な桜に感動している恩林寺の小僧です。
桜の満開時期を迎えた高山市。
長い寒い冬を超え、やっと春を迎えた飛騨の民人で賑わっています。
この半数で、いや1/4でも良いから恩林寺にも来てくれないかな~。
なんて常春頭の小僧は考えてしまいます。

目次
臥龍桜

飛騨の桜でも有名なのが一之宮町の国天然記念物「臥龍桜」です。
樹齢推定1100年のエドヒガンザクラで、高さ20m、幹回り7.3m、枝張りは30mに及びます。
歴史
1000年の時を越えて、いまなお咲き誇る臥龍桜はいろいろな世の中の移り変わりを見ています。
この地を治めていた三木國綱三澤が、金森長近との戦いに敗れ大桜の根元に葬られたと伝えられています。
江戸時代に全国を行脚した旅の僧「円空」が、この桜を見て詠んだとされる歌が残されています。
「一の宮 神の御舟は はるはると 花の盛りも 長くさくらん」
「音に聞く 位の山の 榊はハ 手にとる度に 花かとぞ思ふ」
名前の由来
この桜は、もともと大幢寺というお寺の境内にあったので「大幢寺の大桜」と呼ばれていました。
昭和7年の春、5月4日の満開の桜の下で、村の人たちが花見を楽しんでいました。
その時、大幢寺の20代目の住職である亀山道仙和尚に、村人たちが「これまでは『大幢寺の大桜』と呼んでいましたが、何か良い名前をつけてください」とお願いしました。
当時、この桜は二つの幹がつながっていて、大きな枝が横に伸びる様子が、まるで龍が体をくねらせているようでした。その姿を見た亀山道仙和尚は、しばらく考えた後、「臥龍桜でどうだ!」と名付けた、という記録が残っています。
このように、臥龍桜という名前は、桜の形がまるで臥せている龍のように見えたことから名付けられたのですね。
宮川桜並木散策
一之宮町の宮川堤には、昭和20年代から桜並木が整備されており、種類はカスミザクラとエドヒガンが中心で、シダレザクラなども見られます。平均的な見頃は、4月中旬から5月中旬です。
駅前通り周辺では、平成2年にコヒガンの桜並木が整備されました。
駅の周りや一ノ宮橋のたもとには、先代(昭和9年植栽)の大きなソメイヨシノも残っており、毎年見事な花を咲かせます。
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飛騨東照宮
以前にも紹介した飛騨東照宮の桜。
今年もきれいに咲きました。
桜以外にも春を感じられました。
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阿多由太神社付近の桜
古くから木曽垣内、半田、三日町の産土神として崇敬され、江戸時代にはこの地方の総社として広く崇敬されてきました。
祭神は大歳御祖神、飛騨国式内八社に数えられる古社。
はっきりとした創建は不明。
室町時代初期の建築物に見られる、素朴で優雅な技法が特徴の建物。
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夜桜
夜桜とは、夜に咲く桜のことを指します。
高山市では、各地でライトアップされた桜が楽しめます。
そんな高山の夜桜の名所をいくつかご紹介します。
中橋
象徴的な赤い橋が美しくライトアップされ、周囲の桜が絵のように美しく咲き誇ります。
特に宮川に映る桜は圧巻です。
ライトアップは例年4月上旬から5月上旬にかけて開催されます。




宮川緑地公園
宮川沿いにあるこの公園には多くの桜の木があり、夜にはライトアップされることが多く、夜の散歩にぴったりの美しい景色が広がります。





どんなに有名な観光名所も、桜の人気に勝てもせず…😆
桜の撮影は背景に何をいれるかでぜんぜん違うものになる!
私に写真の素晴らしさを伝えた人が言っていたセリフです。
皆様も撮影されることもあるかと思いますが、足元などに気をつけてください。
良い撮影ができたら、私にも見せてくださいね😄
小僧合掌🙏