高校までの12年間、皆勤賞だった恩林寺の小僧です。
バカは風邪をひかないという諺がありますよね?
私の場合は風邪をひかない皆勤賞ではなく、母のお陰で頂いた皆勤賞でした。
バカではない…と伝えたいわけではありませんよ~😅
皆勤賞とは?
皆勤賞とは学校などで、一定期間欠席することなく出席した人に与えられる賞のことです。
欠席だけでなく、遅刻や早退も含まれないことが一般的とされています。
皆勤賞は皆勤を励まし、出席率を高めることが主な目的らしいです。
皆勤という目標を達成することで、私は継続する大きな達成感を得られました。
その反面、病気やケガをしていても無理して学校に行き、健康を害める可能性も指摘されました。
学校へ行くということだけは継続しましたが、授業を継続して真面目に受けることは…😭
継続の難しさ
継続の難しさは多くの人が抱える悩みの一つだと思います。
それが難しい理由は様々ですが、初期のやる気や目標が薄れてしまうモチベーションの低下。
他にも予想外の課題や壁にぶつかるといった困難な状況の発生。
プライベートや他のことに時間が取られてしまう様な、他の優先事項との競合だったり。
継続の大切さは知っていても、なかなかしにくいものですね。
心理的要因
継続を難しくする心理的な要因としてこれらのことを聞きました。
失敗を恐れたり、新しいことに挑戦することに不安を感じたりする恐怖心だったり。
自分にはできないと思い込んで行動に移せなくなる自己評価の低さだったり。
過去の失敗経験がトラウマとなってしまい新たな挑戦を妨げることなどがあるそうです。
仏教では
仏教における「継続」とは、どの様なものなのでしょうか?
それは単なる行動の持続ではなく、より深い精神的な成長を伴う概念と言われています。
精進
仏教では悟りを開くために、絶えず自己を磨き修行に励むことを「精進」といいます。
単に目標達成のためだけでなく、心の平安や悟りへの道を歩むための、継続的な努力を指します。
精進には、困難な状況や誘惑に打ち勝ち、忍耐強く続けることが求められます。
挫折や失敗を恐れずに、目標に向かって粘り強く努力することが重要だとされています。
中道
仏教では何事も極端に偏らず、中庸を保つことが大切とされています。
継続と休息、努力と遊びなど、様々な要素をバランス良く取り入れましょう。
そうすることで、より持続可能な状態を作ることができます。
状況に応じて、柔軟に考え方や行動を変えていくことも重要です。
三学
三学をバランス良く実践することで、より深く仏教の教えを理解し、継続的な修行が可能になると言われています。
仏教の「行・定・慧」の三学は、修行者が悟りへと至るための基本的な三つの要素です。
行
行動すること、積極的に教えを実践し、修行することです。
読経や戒律を守るなど、実際に身体を動かし、心を働かせる行為全てのこと。
理論的な知識だけでなく、実際にそれを生活の中で実践することで、仏法の教えを体得し心の成長を促したりします。
定
心を静め、一点に集中することです。
心を落ち着かせ、雑念を払い、一点に意識を集中させる状態を指します。
そして心の乱れを取り除き、心の安定と集中力を高めること。
そうすることで、より深い智慧を得るための土台を築いていけると思います。
慧
智慧、真理を理解することです。
仏典などを読み解き、仏教の教えを深く理解すること。
そして悟りの境地に至ることなど、正しい理解に基づいた行動を指します。
行と定の実践を通して得られた経験に基づき、悟りへと導く智慧を養いましょう。
行・定・慧の関係性
それぞれが独立したものではなく、互いに関連し合い、影響を与え合っています。
つまり行が定を促し、定が慧を深め、慧が行と定を導きます。
もっと簡単な言い方にすれば、行動を通して心を落ち着かせ、集中力を高めることで、より深い智慧を得ることができ、正しい理解に基づいて、行と定を効果的に実践することができます。
現代においても三学の考え方は、私たちの生活に活かせます。
行は目標に向かって行動し、努力すること。
定は集中して仕事に取り組み、ストレスを軽減すること。
慧はさまざまな情報の中から、本当に必要なものを選び判断すること。
この三学を続けることは、それ自体が大きな力になると思います。
まずは私と同様に、寒い朝でも元気よく布団から出る!
(後にすぐ戻る😭)こんなことから始めてみませんか?
小僧合掌🙏