お供え

棚からぼた餅
棚からぼた餅

お供え物を見てお腹の虫がなる恩林寺の小僧です。

春の彼岸会が終わりました。
お忙しい中、たくさんの人に来て頂いて感謝申し上げます。
春のお彼岸には「ぼたもち」をお供えされる方が多いと思います。
子供の頃は彼岸と知らず、おはぎ・ぼた餅の日だと思っていました😅
棚からぼた餅とも言いますし、どこかの棚が私にぼた餅をくれないかな~🤤

お彼岸には

春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」を食べる習慣があります。
これは、春は牡丹、秋は萩の花に見立てたという説があります。
他にも小豆の収穫時期による違いという説もあるようです。

ぼた餅やおはぎの理由

ぼた餅やおはぎは、ご先祖様への供養として、お彼岸の時に仏壇にお供えされます。
これには小豆の赤色には邪気を払う力があると信じられているからです。
また、災いを避ける意味も込められています。
また昔は砂糖が貴重だったため、砂糖を使った甘い食べ物はご先祖様への感謝の気持ちを表す供え物とされていたようです。
お供えしたあとで、家族みんなで食べる。
このことで、家族の絆を深め円満を願う意味をもつそうです。

五供

お彼岸は、ご先祖様を供養し、感謝の気持ちを伝える大切な期間です。
では普段はどんなものをお供えしたら良いのでしょうか?
五供ごく」と呼ばれる、香(線香)、花、灯燭(ろうそく)、浄水、飲食が基本的なお供え物です。

こう

お線香や抹香などの香りの良いものをお供えします。
香は仏様やご先祖様の食べ物とされ、心を清め敬いの気持ちを表します。
また、香りは仏様やご先祖様との繋がりを示すとも言われています。
お香の香りが部屋のすみずみまで行き渡ることで、すべてのものに平等に接するという仏様の慈悲の心を表しているともいわれてます。
お線香は、心を落ち着かせ、集中力を高める効果もあります。
毎日仏壇へ供えるお香は抹香よりも使い勝手のよいお線香が多く使われています。

はな

生花をお供えします。
花は仏様やご先祖様への尊敬と慈しみの気持ちを表します。
他にも場の雰囲気を清らかにする意味もあります。
美しい花を供えることで、仏様の慈悲の心を表現しています。
棘のある花や香りの強すぎる花は避けて、季節の花や故人が好きだった花を選ぶと良いでしょう。

灯燭とうしょく

ろうそくなどの灯りを供えます。
灯りは仏様の智慧を象徴し、暗闇を照らすことから、仏様の慈悲を表すとされています。
また、ご先祖様の冥福を祈る意味もあります。
灯明は、仏様の智慧の光を表し、心の闇を照らすとも言われています。
ろうそくは、火を使うため、火の元には十分注意してください。
最近はLEDの明かりで代用される家も増えてきましたね。

浄水じょうすい

きれいな水をお供えします。
水は心身を清める意味を持ち、仏様やご先祖様の喉を潤すとも言われています。
水は、毎日新鮮なものに取り替えてください。
浄水は、仏様の清らかな心を表現します。

飲食おんじき

ご飯や故人の好きだった食べ物などをお供えします。
飲食は仏様やご先祖様への感謝の気持ちを表します。
食べ物を分かち合うことで供養になると考えられています。
飲食は、仏様やご先祖様との食事を分かち合うことを意味します。

小僧さん

五供は、仏教における基本的な供養の方法です。
そしてご先祖様への感謝の気持ちを表す大切な行為です。
毎日、続けると良いと思います。
しかし無理をしないようにしてください。
仏様も大切な故人も、無理をする姿で供養されても困りますから😉

小僧合掌🙏

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恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。