金森長近公1️⃣ -今年、生誕500年-

金森長近公
金森長近公

今年、生誕500年を迎える金森長近公をご存知でしょうか?

高山市で育つ小学生たちが郷土史の授業で必ず習うのが金森長近さん。
初代高山城主だとか、古い町並みを作ったとか…。
現在の高山市の基礎を築いた人、高山市の始祖とも言うべき人だと習います。

金森長近

金森氏の先祖は美濃国の守護であった土岐氏の一族とのこと。
応仁の乱で活躍した美濃国守護・土岐成頼の次男である大桑定頼の次男、定近(金森定近)の子供として誕生しました。
長近の初名は五郎八、後に織田信長の「長」の字をもらって長近に改名したとされます。

織田信長

金森長近は戦国時代、織田信長に仕え、斎藤氏攻略戦などで活躍。
越前国攻略の功にて越前大野と石徹白地区を信長から拝領して大名となりました。
越前を拠点としたため、一時は柴田勝家の与力となります。

豊臣秀吉

しかし勝家が滅ぼされたため、羽柴秀吉に従うことになります。
その後は秀吉の幕下として、小牧・長久手の戦いなどに参加しました。
その秀吉から飛騨国攻略を命ぜられ、越前大野は取り上げられてしまいます。
長近は飛騨一国3万8700石を与えられ、高山城を築きます。
同時に城下町を整備、これが現在観光地として有名な飛騨高山の街並みの基礎となりました。

徳川家康

後の関ヶ原の戦いでは東軍の徳川家康方に味方、養子の可重とともに徳川家康の上杉征伐に参加。
70歳後半となった長近は本戦に参加し、西軍の石田三成勢らと戦いました。
戦功により、飛騨の本領は安堵。
その上、美濃国武儀郡と河内国金田を加増され、6万石の領主となりました。

飛騨高山まちの博物館

高山の歴史を学ぶなら、ここはオススメです。
高山城の模型や円空仏など多くの展示品があります。
しかも入館は無料なのに綺麗に管理されています。
ですが館内の展示場は撮影禁止ですので、ご自身の目で御覧ください。
元は蔵を改装して展示されていますので、ちょっとした迷路のようで楽しめます。

夏季特別展・金森長近生誕500年記念

どうした長近

会期:令和6年7月13日土曜日から10月13日日曜日
会場:飛騨高山まちの博物館 特別展示室
主催:高山市教育委員会

夏季特別展のチラシ

MAP & LINK

小僧さん

令和6年度夏季特別展・金森長近生誕500年記念事業
「どうした長近 ~三人の天下人に仕えた飛騨の名将~」
飛騨高山まちの博物館で開催されています。

小僧合掌🙏

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恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。