思い出深い場所にお出かけしてきた恩林寺の小僧です。
私のような年齢となりますと、周囲では結婚の話も聞かれるようになります。
「〇〇さん、結婚したんやって～」なんて聞くことが増えてきました。
なぜ？こんな話を？と思われるかもしれません。
飛騨東照宮は私の祖父母の挙式会場だったそうです。
飛騨東照宮
東照宮とは、江戸幕府の初代将軍である徳川家康を東照大権現として祀る神社のことです。
飛騨東照宮も同様に徳川家康を祀っている神社です。
しかし地元の人同士の会話では、あまり飛騨東照宮とは呼ばれていません。
幼少期から身近な場所だったここは、松泰寺と呼ばれています。
東照宮という名で呼ぶこともありますが、松泰寺という名前のほうが通じやすいです。
松泰寺
実際に行って頂くとわかりますが、どこにもお寺が見当たりません。
しかし松泰寺という寺院は現実に存在したお寺の名前とのこと。
江戸時代の神仏混合が盛んだった頃、別当という寺院が神社の管理をしていました。
飛騨東照宮を管理していた別当こそが松泰寺だったらしいです。
時が流れて明治時代となり、神仏分離が起こり神社と寺院は分離されます。
それまで神仏が一緒におまつりされている寺院は、お寺のほうが無くなりました。
しかしお寺のほうが地元の方にとって馴染み深いものだったのでしょう。
仏像や仏具は市内の寺院に四散したとのことです。
この寺院の名称だけが、今も生き続けています。
また松泰寺の御朱印は、今もここで頂けるそう(未確認)です。
Gallery
本地堂
東照宮祭神である薬師如来を祀るために建てられたお堂です。
しかし明治の神仏分離で稲荷社と菅公廟となっています。
Gallery(本地堂)
社務所
社務所の建物は、松泰寺の庫裏だったんだそうです。
そこに書置きの御朱印があります。
その隣に世界にここだけにしかない葵ぼぼのガチャがありました。
500円2枚で回せるそうですが、その中に300円のお釣りも入ってるんだとか。
釣り銭があるガチャは見たことがなくて驚きました。
早速回そう！と思ったら私の財布には…ここからの文章はお察しください😭
Gallery(社務所)
春は桜の名所、秋は紅葉の名所として親しまれている飛騨東照宮。
近所にある保育園の先生が園児たちに「松泰寺まで行くよ」と言ってました。
私の幼少期の頃も、両親の幼少期の頃も、長く市民に愛されている場所です。
恩林寺も、皆様が気軽に立ち寄れるお寺になりたいと思っています。
小僧合掌🙏