富士神社の祭り

富士神社の祭り
富士神社の祭り

毎晩の祭り練習の音に感動していた恩林寺の小僧です。

ゴールデンウィークが近くなる。
すると、恩林寺の近くにある富士神社の方から賑やかな音が聞こえてきます。
夜道を照らすハゲ頭として参加してみようかな~😆

富士神社

恩林寺がある高山市下岡本町に鎮座する富士神社。
ここは古くからこの地の産土神として人々に崇敬されてきた歴史ある神社です。
創建年代は詳らかではありませんが、一説には平安時代以前に遡るとも伝えられています。
この地が「富士ヶ森」とも呼ばれることからも、古くから富士山に対する信仰が篤かったことが窺えます。

5月の例大祭

富士神社の例大祭は、例年5月5日に行われます。
前日の夜祭も見どころ満載…と思うのですが、撮影することを忘れていて…😭
儀式が終わった後の画像です。

Gallery1️⃣

Gallery2️⃣

岡本豊前守

永禄年間(1558年~1569年)。
中山城主であった岡本豊前守が富士浅間大権現を深く信仰。
盛んに祭事を行ったと伝えられています。
岡本豊前守は、近隣の桜洞城主・三木右京太夫良頼の娘婿。
地域に勢力を持っていた人物です。
その後、岡本氏が滅亡した後も、村人たちによってその信仰は大切に守り継がれました、現在に至っています。

江戸時代

江戸時代の元禄年間に行われた検地では、「富士権現宮」として除地が与えられております。
この頃には既に地域社会において重要な存在であったことがわかります。
また、文政4年(1821年)。
本殿が再建された際の棟札には、「富士大権現・白山大権現」と記されております。
これは、富士の神様とともに白山の神様も祀られていたことがわかります。

除地

江戸時代に幕府や領主から年貢(税)を免除された土地。

明治時代

明治時代に入ると、明治42年(1909年)に近隣の山神神社を合併。
より広範囲の氏子を抱える神社となりました。
昭和24年(1949年)には本殿移転のため解体が行われました。
その際に右側の蟇股から「文政十一年四月上旬」の墨書を発見。
江戸時代後期の建築様式を知る貴重な資料となっています。

祭神

祭神は木花開耶姫命このはなさくやひめのみことで、安産や子育ての神様として信仰を集めています。
境内には、地域の防災防火を祈願して祀られた秋葉神社の分霊を勧請した社殿もあります。

富士神社の境内は、静かで落ち着いた雰囲気に包まれています。
それは参拝に訪れる人々の心を和ませます。

地域の人々にとっては、日々の安寧を祈る大切な場所であり、歴史と信仰が深く結びついた場所として、今も大切に守られています。

1月には、しめ縄などの正月飾りを燃やす「どんど焼き」が行われ、地域住民の交流の場ともなっています。

小僧さん

恩林寺や下岡本町を訪れた際には、ぜひ富士神社に足を運んでみては?
その歴史と静謐な空気に触れてみてください。
神社の周辺には、かつて中山城があったとされ、歴史散策を楽しむことも。

小僧合掌🙏

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恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。