食べた人がお腹を壊す料理が得意な恩林寺の小僧です。
炊事・掃除・縫製の様な家事全般だけでなく農作業なども作務といいます。
雲水修行時代も沢山行ってきました。
目次
作務の効果について
仏教における作務は、単なる労働ではなく、修行の一環として位置づけられています。
作務を通して得られる効果…
それは多岐にわたり、精神的な成長だけでなく、日常生活にも良い影響を与えるとされています。
心の安定と集中力の向上
日常的な作業に集中することで雑念を払えます。
その結果、心を安定させることができます。
集中力が増し、瞑想などの修行にも良い影響を与えてくれます。
我慢強さの涵養
辛い作業や面倒な作業にも耐え忍ぶことで、我慢強さが身についていきます。
苦難にも動じない心の強さを育むとされています。
涵養とは、自然にしみこむように、養成すること。
無理のないようだんだんに養い作ることをいいます。
自己肯定感の向上
自分の手で何かを作り出すことで、達成感を味わうと思います。
その達成感が自己肯定感を高めていくとされています。
そしてそれらが自信を持って生きる力を養ってくれると思います。
身体の健康増進
適度に身体を動かすことは健康増進につながるそうです。
ということは、作務は病気予防にも役立ちそうですね。
感謝の心の育成
作務を通して得られる食料や住居など、日々の生活に感謝の気持ちが芽生えるでしょう。
万物に感謝する心を育むことで、人間関係も円滑になっていくと思います。
作務がある生活での注意点
作務を取り入れた生活は、心身ともに健やかになる素晴らしい機会です。
しかし、いくつか注意すべき点があります。
無理のない範囲で行おう
初心者の場合は、無理のない範囲から始め、徐々に時間を増やしていくことが大切です。
体力に合わせて作務を行い体調が悪い時は無理せず、休養を優先しましょう。
作務だけでなく、休息や睡眠も十分にとり、心身のバランスを保ちましょう。
目的意識を持とう
単に作業をするだけでは作務とはいえません。
作務を通して何を学び、何を身につけたいのか、明確な目的意識を持つことが大切。
目的を見失ってしまうと、作務が単なる苦役になってしまいますよ(実体験より😅)。
協力を忘れない
作務は一人で完結するものではありません。
仲間の一員として協力し合い、助け合いながら行うことが大切です。
作務を通して、他者とのコミュニケーションを深め、良好な人間関係を築けると良いですね。
現代社会との関係
作務の目的を見失い、現代社会の便利さを否定したくなるときがあります。
私は作務を通して得た気づきを、社会でどのように活かすのかを考えることが大切だと思います。
作務の心構え
私は作務を行う上で、3つの心が大切だと思っています。
感謝の心
作務を通して、自分を取り巻く環境や人々に感謝の気持ちを育みましょう。
忍耐の心
作務中には、辛いことや面倒な作業も出てきます。
忍耐強く取り組むことで、心の成長につながります。
柔軟な心
作務は、固定されたものではなく、状況に合わせて変化していくものです。
柔軟な心で臨みましょう。
作務は、心身ともに健やかに過ごすための素晴らしい手段です。
それは無理のない範囲で行い、目的意識を持って取り組むことが大切です。
作務を通して、皆様がより豊かな人生を送ることができるよう応援してます。
具体的な仕方や、心構えについてもっと知りたいことがあれば、お気軽にご相談ください。
失敗談だけは豊富にある😭私が、お答えしますよ~😅
小僧合掌🙏