頭陀袋072 平成30年6月号
法句経より 人に生まれるは難く 今、命在るは有難く 世に仏あるは難く 仏の教えを聞くは有難し 人生は、なかなか思い通りにはなりません。何かあるたびに私たちは憂い、悲しみ、悩みます。こうした心の傷が避けられないものだとした...
法句経より 人に生まれるは難く 今、命在るは有難く 世に仏あるは難く 仏の教えを聞くは有難し 人生は、なかなか思い通りにはなりません。何かあるたびに私たちは憂い、悲しみ、悩みます。こうした心の傷が避けられないものだとした...
お金という厄介者 お金というのは何とも厄介なものです。 お金は幸せも与えてくれますが、大きな不幸も招くからです。親族間のもめごとが相続争いなどのお金に起因するケースは少なくありません。 親族同志で醜い骨肉の争いに発展する...
一分は生まれつき、九分は親の教え うちの子はハイハイをし出すのが遅いような気がする…?隣の子はひらがなが読めるのに、うちの子はどうしてまだ読めないのだろう…?なぜ、うちの子だけ逆上がりができないの…? 様々なことで親は、...
よわいものをいじめるな 人間関係とは難しいものです。おとなの教科書という本の一節にこんなことが書 いてありました。 よわいものをいじめるな 人として恥ずべき事やってはいけないことが数多くある中、卑怯な振る舞いを嫌ったのが...
朝に道を聞きかば夕に死しすとも可かなり(論語より) 「社長になって、この会社を優良会社に育て自分の銅像を会社の正門に建てるぞ。」と、言う新入社員がいればそれはそれで立派な事である。 「山に入って山小屋の小さいのを建てて、...
行く年・くる年 行く年 平成二十九年は住職にとりまして有意義な年でありました。 春の彼岸会ののち、六月にはお施餓鬼、本堂の屋根葺き替え工事、十一月には管長猊下の御巡錫と続き、あわただしく過ぎ去りました。また、長年勤務いた...
雲 無心 「都市に住みビジネスに走り回る人々はつまらないことでいがみ合い怒鳴り合ったりしている。空を仰ぐことを忘れているからだ。 空はいい。雲が形を一瞬一瞬変えながら流れていく。こだわりなど、どこにもない。 雲は無心にし...
主人と貧乏神の話 先日、土蔵の中を掃除していたら三代前の和尚さんが読んでいた古い本が出てきました。心を練る禅の極致、中原南天棒(明治の禅宗の有名な和尚さん)の話でこんな話がありました。少し読みづらいですが、お付き合いくだ...
人生の旅も変化がある方が味わい深い 長野県塩尻市の曹洞宗無量寺東堂 (前住職) 青山俊董(あおやましゅんどう)師は曹洞宗の大教師として尼僧教育に努められ八十二歳の今もご活躍です。 今年九月、海竜社から出版された単行本は素...
人生三つの生き方 私たちの大先輩の布教師、服部祖承老師の著書に人生には三つの生き方がある。ということがありました。 大変味わい深いはなしでありますので、要旨のみ紹介いたします。 まず初めに蟻のような生き方。(食べるために...