頭陀袋061b 平成29年8月号
人生、意気に感ず この句は中国唐の時代、魏徴(ぎちょう)という人の句だそうです。 この時代は三蔵法師が活躍した時代で唐の国が最も繁栄した時期に重なります。 魏徴は皇帝の信頼が厚く山東省の強敵を打ちに出かけたときその決意を...
人生、意気に感ず この句は中国唐の時代、魏徴(ぎちょう)という人の句だそうです。 この時代は三蔵法師が活躍した時代で唐の国が最も繁栄した時期に重なります。 魏徴は皇帝の信頼が厚く山東省の強敵を打ちに出かけたときその決意を...
三学 悟りを求める人が学ばなければならない 三つのことがあります。 それは、戒律と心の統一(定)智慧の三学であります。これをまとめて戒、定、慧(かい、じょ う、え)と申します。 道を修めるものの守らねばならない戒を保ち、...
売茶翁の話 黄檗山萬福寺は中国風のお寺として有名ですが隠元禅師が煎茶・番茶の習慣を伝えられ庶民の間に普及したことはあまり知られていません。 隠元禅師に付き添い日本に渡った独湛禅師は黄檗山第四代を継がれるのですが独湛禅師は...
仏師屋、東平の大里・恵比寿像 私は若いころ、ある旧家の信徒さんにおまいりに行った時の事です。 「アンちゃん、あんたは寺の子やで知っとっるかもしれんが、大黒さん、恵比寿さんは仏さまかな? それとも神様かな?」 「家ではな、...
諸惡莫作 衆善奉行 自淨其意 是諸佛敎 諸惡莫作 しょあくまくさ 衆善奉行 しゅぜんぶぎょう 自淨其意 じじょうごいぜ 是諸佛敎 ぜしょぶっきょう 中國の唐の時代の詩人、白楽天はあ...
おのれの主 おのれこそおのれの主。 おのれこそおのれの頼りである。だから何よりもまず、おのれをおさえなければならない。 私たちはしばしば自分を見失います。解っていながらじぶんではどうしようもなくなるのです。その理由は様々...
黄檗の僧、了然(りょうねん)尼の逸話 了然尼は幼名を『ふさ』と言いました。 京都の富豪・屑山為久の長女として生まれ、東福門院の孫に仕えたといわれています。十七歳で医師に嫁いだのですが、結婚に際し、子供が三人で出来たなら離...
石の上にも三年 この言葉は日常生活の中でよく用いられる言葉です。冷たい石の上でも三年も座れば温まるということから、たとえつらい事でも我慢強く頑張れば やがては報われる。という意味に使われます。(最近の子どもは我慢が足りな...
道を修める 人間の心はか弱いものです。自分が何かをやりとげようと決意し、目標を定め、予定までもたてていて、いざ、その仕事をやりだすとなかなか思うようには進みません。いつの間にか、怠け心が出て「もう、いいか。」と断念してし...
ご縁ということ たとえば、「今朝、ご飯の時に茶柱がたったよ。何かいいことがあるに違いない。」とか、「今日、試合に負けたのは家を出るとき右足から出たからかなあ。」と言ったものです。 人は誰でも幸せを願います。しかしすべての...