木庵禅師物語 9.生薑と拳2019.10.01翌年には再び用庵和尚と西湖へ行脚に出かけられ、そこで若庵和尚に、また竜門で三宜和尚に、また保寿で石雨和尚に、と次々に相見(会う)されて禅問答を 交わされました。 たまたま費隠老和尚が金粟山に来ておられると聞かれ、馳けつけ...
頭陀袋2019 頭陀袋088 令和元年10月号2019.10.01慈眼視衆生 人は物を見るとき、自分の損得のレンズを通して判断する。 そこに働く分別心に気付き、自分でもなんてあさましいと、思ってしまう。 観音経の終わりの部分に、そうした損得のレンズを捨ててすべてのものに慈しみの眼をもっ...