頭陀袋085 令和元年7月号
施食のはじめ あるとき、修行僧が閑静な木の下で座禅をしていました。すると、樹の上に猿が住んでいて、僧が食事をしているのを見て自分も食べたくなり、樹から降りて僧の前までやってきました。僧は猿に残飯を与えると猿は、鉢の底まで...
施食のはじめ あるとき、修行僧が閑静な木の下で座禅をしていました。すると、樹の上に猿が住んでいて、僧が食事をしているのを見て自分も食べたくなり、樹から降りて僧の前までやってきました。僧は猿に残飯を与えると猿は、鉢の底まで...
ある日の夕暮れ、坐禅しておられますと、にわかに金色の蓮の花から何ともいえない香りが漂って来て弥陀庵いっぱいにあふれ、禅師の身も心も晴れ晴れとし身体じゅうから白い汗が雨のように噴き出してきました。 禅師が、これは決して仏の...
萬福寺の紫陽花が咲きました。最近梅雨に入り、台風も出来て雨もたくさん降っておりますね。 季節の変わり目がきて、暑い暑い夏が始まろうとしています。 そんな時を知らせる紫陽花ですが、よく見てみると一つ一つ小さい花がたくさん付...