小僧が好きな仏様②お釈迦様

4人の王様
4人の王様

仏様か神様と呼ばれたい恩林寺の小僧です。

昔、三国志のゲームをしていた時、子分の名前に「天下の神童」というあだ名の者がいました。
神が産んだ子供、神のような子供という意味で、私もそのあだ名に憧れました。
今の私の役目は『新堂しんとう』と言います。もう少し頑張れば、神童しんどうになれそうですね。

仏教の始まり

皆さんは、生きているうちに悟りを開き、仏さまになられた方をご存知でしょうか。
答えは…仏教の開祖ともいわれる釈迦如来さまと言います。
お釈迦さんという愛称で親しまれ、禅宗寺院においてはご本尊として祀られることが多い仏さまです。
元々はインド北部の王族、釈迦族の生まれで、一国の王子として育てられました。
しかし、人の老いた姿、病や死などを目撃した後、一人の修行者を見て、私の生きる道はこれだと決断します。
そして夜中にこっそり城を抜け出し、お釈迦さんの苦行が始まりました。

多くの修行を試したり深く瞑想したりして、悟りを開くことが出来たお釈迦さんは、周囲の弟子や困っている人々に教授していきます。
教えを説くうちに、老いて病にかかり、やがて「涅槃」に至り、仏さまとして後世に伝わっていくのです。

釈迦族

悟りを得られる以前のお釈迦様、名をゴータマ・シッダールタ(瞿曇悉達多くどんしっだった)と言います。
その身分は釈迦族の王子でした。
父はカピラヴァストゥの城主、スッドーダナ(浄飯)王とされます。
その王の弟にはスコーダナ(白飯)王、ドートーダナ(斛飯)王、アミトーダナ(甘露飯)王がおり、全員『飯』の字を持ちます。
その為、釈迦族は農耕民族だとする説が有力視されています。
お釈迦様の異母弟である難陀や、お釈迦様の子である羅睺羅は出家し佛陀の弟子となっています。
スコーダナ王の子で釈迦の従兄弟、摩訶男マハーナーマ阿那律アヌルッダ
ドートーダナ王の子で釈迦の従兄弟、提婆達多デーヴァダッタ阿難アーナンダ
アミトーダナ(甘露飯)王の子で釈迦の従兄弟、跋提らは佛陀の弟子となっています。
これらの親子関係は『仏本行集経』に従って記していますが、諸説あるようです。

羅睺羅:密行第一 十大弟子で十六羅漢の一人。
阿那律:天眼第一 十大弟子。
阿難:多聞第一 十大弟子。

天上天下唯我独尊

私は昔、神童とはかけ離れた悪ガキだったため、ヤンキー用語にハマる時期がありました。
その中に「天上天下唯我独尊」という言葉があります。
不良児は、世の中で強いのは我一人であるという意味で使いますが、本来は仏教用語なのです。
この言葉は、お釈迦さんが生まれてすぐに発した言葉とされています。
「他人と比べずとも、何かを自身に付加しなくとも、私たちの命は皆尊い」
これが本当の意味なのです。
実際、財産や名誉で威張る人や羨ましがる人が居ます。
しかし、人生や命というものは私自身にしか分かりません。
だからこそ、大切にしていかねばならないのです。

小僧さん

「飯」という字を見ると、お腹が減ってきますね🤤
一時期、風邪により食欲が落ちましたが、今は復活し沢山食べております。
やはり健康が一番だと思います😁
お釈迦さんは、ご飯を食べない断食行という修行をしておられた時期もあります。
今でも一定期間断食を行う国があるらしいですが私には無理な気がします。
腹が減っては戦が出来ぬ…お坊さんは戦をしませんけど😅
ご飯一つ一つを大切にしていきたいと改めて思いました。

小僧合掌

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恩林寺の小僧さん
檀信徒の皆さんに『一休さん・小僧さん…』様々な愛称で呼ばれております、鳳雅禅士です。「一日一善」を心がけながら、日々精進していきます。感謝・合掌。