頭陀袋014 冥福・冥利・他生の縁

頭陀袋 2013
頭陀袋 頭陀袋 2013

「冥」という字は暗いとか、遠い、 あるいは目に見えないものを指す字で、宗教的には、神仏の作用とかあの世 (冥土) のご先祖様についての語です。
したがって『冥福』とはあの世の幸福を言い、「冥利」とは冥加プラス利益のこと。つまり、知らぬ間に神仏や先祖から授かるこの世の幸福のことですね。

この世からあの世の者に幸福を送ることが、 冥福を祈ることであり、あの世からこの世のものに幸福を与えることが冥利となります。

私たちがもし冥利を願うなら、まず、冥福を祈らなければなりません。すでに男冥利(女冥利)や商売冥利に尽きている人は、この、目には見えない御加護をいただいているのですから感謝の気持ちを忘れないようにしなければなりません。

ところで仏教では時間的、空間的に 「スケールの大きい考え方をし、私たちが住んでいるこの娑婆世界のほかに三千大千世界があると教えます。一口にあの世と言ってもずいぶんたくさんあるんですね。

そんな広がりを見るとたかだか七、八十年の人間界の寿命など吹けば飛ぶような短さで、この広がりを何とかするには何度も何度も生まれ変わりをしなければとてもだめです。お釈迦様は八千回生まれ変わられたというのですから私たち凡人は何万回、何億回も生まれ変わり、生きかえらねば仏に到達できないかもわかりません。このように他の たくさんの生を重ねて修行しているから多少といい、その間にいただいたご縁を多少の縁といいます。『振り合うも多少の縁』といいますね。 この世で袖が振れ合うほどにお近づきいただけるのは他生でそれなりのご縁があったからだ。と考えて はいかがでしょうか?

次々と巡ってくる生死流転の間に、 又、どのような間柄になるかもわからないおたがいです。どうかよい因縁そだてておきましょう。

古田住職
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中山かんのん 恩林寺 住職合掌

古田住職

皆さん、こんにちは。住職の古田正彦といいます。
「お寺に行こう 和尚さんと友達になろう」をキャッチフレーズに進めています。小さなきっかけでも仏様と結ばれることを喜びとしています。

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